配付本が捌けない！と嘆いてピクシブで宣伝したら、在庫がなくなりました。

しかも、無料だから求めるのではなく、紙媒体で持っていたいという方ばかりでした。

正直な気持ち、本当に求めてくれる方はいないと思っていました。
しかも、末端で細々とやっている自分の二次創作を流し読みこそされても、じっくり読んでくれる人はいないと思い込んでいました。

無料配付の理由とこの気持ちは全く別なのですが、今回あたたかい言葉をいただけて、いまだに嬉しさと戸惑いが行き来しています。
この嬉しさは、あれ？これもう自分死ぬんじゃね？神様が死ぬ前に見せてくれた夢じゃね？というレベルです。

そして反省点もたくさんありました。
無料は読み手の方に負担をかけてしまったこと。

オンライン専門だと、描く方もほぼ無料(紙もインクもトーンもいらない)、読む方も無料、このスタイルこそが私が望んでいたものだと喜びを覚えてやってきました。

紙媒体になると少し違うのかもしれないと思っています。

書き手の私の狭い視点では、純粋に読んでもらえる喜び、手元に置いてもらえる喜びしかなかったので、今回はかえって申し訳なかったなあ…と反省しています。

おまけ本に収録されたその後のお話をピクシブに投稿することも考えています。

あれは蛇足かな…と思って省いたものの、気になってくれている方もいるかもしれませんし(顎割れ)

いろいろな思いが過りましたが、やっぱり無料配付本企画をして良かったなあ…と思っています。

あ、紙媒体にした理由を語らせていただきます。

私のお友達が、大規模停電に見舞われたことでした。
デジタル機器が使えなくなって、私の作品も読めなかったと聞いたときに、初めてオンラインの弱点を知りました。

ただ、今まで、調子に乗って、顎割れをして紙媒体にしないよう、印刷ができない方法で漫画を描いていました。
なので今までの漫画を紙媒体にすることはほぼ不可能です。やるとまた四隅に空間ができてしまいます。

モブサイコは今アニメ放映をしている、いわゆる旬な状況ですが、それが落ち着いたころにひっそりと本を作ったりするかもしれません。

その時は配付方法を変えてみようかなと思っています。