感想・雑記

モブ君の両親

2018/12/29 15:15
不思議な存在感だなあと思います。

律は兄弟だからということで超能力を使えるようになりましたが、両親はどうなんだろうと思いました。

超能力を使えるのでしょうか…?

もし、使えなかったら、かなり柔軟性のある両親だと思います。

モブ君が幼い頃、お気に入りの傘を濡らさないように超能力を使ったときも、濡らしたくないんだろうなと言っていた両親はなんてあたたかい二人なんだ!!と思いました。
それから、進路の話になって、律がマジシャンと言った時、お父さんが、緊張してバレて終わりだと言っています。終わりというニュアンスも、テル君のように組織に狙われるとか、モルモットにされるとかではなく、職を失うといった感じに聞こえました。
また、スプーンを曲げてしまった時には「癖」を直しなさいと言います。それどころか、スプーン曲げより小テストで満点を取る律を誉めるという…。

二人とも超能力が当たり前になっている!あまりにも身近すぎてただの特技として扱っているのもすごいなあと思います。
そういうものなのかもなあ~と妙に納得してしまったり…。

ハリー・ポッターだと、魔法を使えない人間(マグル)から生まれた魔法族の子供が親から虐げられたり、魔法を使える・使えないで兄弟間に確執が生まれたりしていました。ひどいときには魔法を使えることでマグルからひどい仕打ちを受けたりとか…。

とはいっても、ハリー・ポッターのこうした一面は、世界のあらゆる差別問題を比喩した描き方で、モブサイコはあくまで超能力者の思春期の感情や、成長の物語なので、重点の置き所が多少違うのかもしれません。

この、モブ君の超能力を周りの人間が理解して対応しているモブサイコの世界はつくづく魅力的だなあ~と思います。

そして、霊幻の元でバイトをしていることを両親が知っていたかも気になります。
たぶん知っていたんじゃないかと思います。
帰りが遅くなったり、霊幻とラーメンやそばを食べて帰ることもありますし。
学校が終わって5時ごろ霊幻のところへいって、業務を終えておそらく6時頃。
そのあとラーメンやそばを食べていたら帰りは7時から8時になります。
部活よりも帰宅が遅くなったら両親は理由を聞くはずです。
モブ君は霊幻を師匠として慕っているし、自分が悪いことをしている気持ちはないと思うので、両親に問われたら素直にアルバイトをしていることを言うと思います。
(モブ霊脳で考えると、付き合っていることは恥ずかしくて言えないということで。女の子と電話しているところをお母さんに見られたくないという感じでしたし。)

アルバイトをしていること。超能力について知っている人がいて、師匠ができた。
モブ君が両親にそう言ったら、お父さんなんかは、そうか良かったなあ~とさえ言いそうです。
お母さんは律も知っている人ということでそのまま了解とか…。

会ったことがあるかといえば、なさそうだなあと思います。
霊幻はモブ君の家に行きたがらない感じもします。

考えれば考えるほど、両親の柔軟性に驚きつつ、モブ君がまっすぐに育ったのはモブ君の生まれ持った心の性質と、この二人の包容力もあったんじゃないかなとも思いました。

それにしても、モブ君を前髪ぱっつんにした床屋…いや、お母さん!!ありがとう!!!!!

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