私は筋金入りの少年好きです。

少年が持つナーバスさや、内に秘めた怒りや反発心、意地や傷つきやすさ。そういった降り幅の大きい感情を内包する存在だから好きです。見た目ももちろん好きですけど…。その好きな見た目はこういうものからできているから好きなんだと思います。

モブ君に思いを馳せるとき、モブ君ってかわいいだけじゃないなあ～と思います。
優しいとかイイ子だけでもなく、すごく男らしいというか、荒々しいところもあるんじゃないかなと思います。
自分の主張もちゃんと持ってるし。

先日、急にスティーブン・キング原作、映画「スタンドバイミー」をもう一度観たくなってDVDを注文して、今日届きました。
スタンドバイミーはもう数えきれないくらいビデオで見ていて、DVDデッキにしてからは見られなくなっていました。

今日久々に見て、改めて素晴らしい映画だな～と思いました。
そして、ビデオで見ていた時とはまた違う感覚で見ていることに気がつきました。
当時は年齢的に12歳の主人公たちに近い年齢でしたが、今は語り手に近い年齢になっていて、目線がノスタルジーになっていました。

少年たちに共感していた目線から、少年たちへのいとおしさにも似た懐かしい気持ちに変わっていました。

そして、アメリカ映画だからでしょうか、少年たちが大人びている！
彼らは12歳なのですが、テレビ出演者の女の子の胸が大きくなったことを話していたり、タバコを吸っていたり…。

そういえば、ハリー・ポッターでも、ハリーが逃げ出そうとする詐欺師みたいな先生のトランクケースを蹴り飛ばし、杖(凶器にもなる)で脅してバジリスクの穴を歩かせたり…。この時ハリー13歳。

もちろんモブ君は自分を極力抑えているということもありますし、もともと優しいからこういう荒々しさは見えにくいのかもしれませんが…。

でも、そういった面が見られたのが???％になったときに出てきた茂夫少年なんじゃないかなと。
もともと茂夫がモブ君の中にいたから、モブ君自体がどこか危うい雰囲気を持っていたように感じます。

優しくておとなしいモブ君とナーバスで反発心と荒々しさがある茂夫少年。どちらもモブ君なのですが、この降り幅こそが少年の魅力なんだなと思えてなりません。

あとおかっぱ。これが最大の魅力です。それもモブ君だからこそいい！しかも学ランとセットの少年好き即死コース！美少年アイテムといえばセーラー服ですが、学ランもいい！
もう大好きです。