眩しい空の夢



バチンッ!と尻を叩かれて、吃驚して目を開ける。
振り向くと怒ったような顔をしている真夏がいた。

「何?痛いのだけど。」

私がポーカーフェイスを保ったまま尋ねると、予想外の返事が返ってきた。

「何って、知らない人に簡単に着いて行ってしまう悪い子に教育をしているんですよ。」

白白とそんな事を言うもんだから、固まってしまう。そんな私に真夏はもう一打浴びせて言う。

バシッ!

「こんな肌が見えやすい服を着て、昼間でも貴女みたいな可愛い女の子が一人でうろうろとしていたら誘拐されてしまうでしょう?」

バチンッ! ビシッ!

よれたダボダボのTシャツとショートパンツの上からでも結構痛い、何なんだ一体。

「誘拐したのは真夏でしょ。何を言っているのか分からない。」

バシッ! ビシッ!

「僕が説明をする前に、すぐ車に乗り込んだでしょう。あまりに危機感が無さすぎです。」

痛い。ちょっとだけ痛くなってきた。

「それは真夏が車に乗って話そうって言ったからでしょ。私は悪くない。」

そうですか…と真夏が呟いた途端、Tシャツがめくられショートパンツは下ろされ、下着のみになる。
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