一応、先輩!




「へぇ…そんな顔しちゃうんだ
可愛いけど…旦那様相手だったら
お仕置き増やされちゃうんじゃない?」

水無月はよく可愛い可愛いと言って
皐月をからかってきます
さらにむむむと思っていると、水無月は
よいしょと皐月を膝に腹ばいにしました

うう…嫌な時間の始まりです

「皐月先輩は自分からお膝に乗れないんすね〜」

乗せられるやいなやスカートをぺろんと捲られて
ぱちぃん!と下着の上から叩かれました

「うぅぅ…」

バシィッ!

「どうなんすか〜?
先輩は自分からお膝に乗れない〜…
悪い子なの?」

バチィン!

皐月が嫌なのを分かってて子供扱いして…!
スカートを捲られた辺りから皐月の頬も耳も
熱くなって、恥ずかしくて
思わずバタバタと足が動いてしまいます

バチンッ! バシィッ!

「い…ぅ、いたいっ…」

「も〜…」

水無月は、困った声を出して
はぁとため息をつきました

仕方ないでしょ、と心の中で悪態をついて
水無月の方を向くと
何やらネクタイをゆるめていました。

「な、何するの…?」

思わず声に出してしまいます












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