インターン編
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勝「え、エリカちゃん!?だだだ大丈夫なのかい!?」
52.my home
エリカ「勝さん久しぶりです。ありがとうございます迎えにきていただいて」
包帯やら怪我を見て慌てふためく親父。
エリカを後ろに乗せた後、俺も隣に乗ったが……
爆豪「体制辛ぇだろ。横なっとけ」
エリカ「ありがとう。お言葉に甘えるね……」
ころんと膝の上に頭を乗せ、撫でていたら規則正しい寝息が聞こえてきた。親父も安心したのか、あれだけの戦いをしたから疲れてるだろうねとバックミラーでその様子を眺めていた。
勝「勝己君はすごいな。」
爆豪「何が」
勝「自分の息子ながらこんなに素敵な恋愛をしているなんて誇らしいよ」
爆豪「な、何言ってんだ親父……」
勝「いいじゃないか。エリカちゃんも勝己君を頼っているように見えるし、小さい頃からずっと言い続けてきた事が叶おうとしてるなんて素敵じゃないか」
爆豪「エリカが言ったからじゃねぇわ。迎えに来たのはセンセーに何回も電話してそれで……スゲー渋られたけど」
勝「そうだったんだね。僕でも同じ事をしたと思うよ。だから同じ気持ちだと思うな」
爆豪「俺はそうでも、エリカは小さい頃の約束なんて覚えてねぇわ」
勝「きっと大丈夫だよ。今勝己君の膝の上で安心して眠っているのがその証拠だよ」
爆豪「こいつは個性使い過ぎたらいつもこうなんだわ」
勝「ははは、それは目が離せないね」
爆豪「こっちはNo.1になるのに必死なのに……困るわ」
勝「(顔が分かり易いなぁ)」
エリカ「………」
困る……?聞き間違いかな?ぼんやり見えたかっちゃんの顔は少し苦しそうで………どういう意味だろうなんて聞けず、寮に着くまで再び眠りについた。
耳郎「エリカ!!」
葉隠「エリカちゃん!!」
エリカ「ぐえ、ぐるじぃ…」
帰って来れたのは夜だった。
ガチャ、っと寮の扉を開ければ紅茶を飲んでる先に帰った4人とクラスメイト。真っ先に飛びついて来たのは耳郎と葉隠、そして安堵する八百万、号泣してる峰田だ。
峰田「顔が……手が、足がぁああ!!」
エリカ「ちょっと怪我しちゃって!」
ソファーに下ろしてくれたかっちゃんにお礼を言うと、スタスタとどこかへ行ってしまった。
峰田「大事にしろよォ!チャームポイントだろぉ!?」
エリカ「うーん、こんな姿のトレカもいいかもしれない?」
峰田「良い!!」
轟「よくねぇよ」
「「「え!?」」」
エリカ「と、轟く……」
ピシッと一同が静まり返る。
轟、こんな大きな声が出せたんだとざわざわしているクラスメイト達を押し除けエリカの前へとやってきた。
轟「心配した」
エリカ「ご、ごめんね……ありがとう」
八百万「エリカにもラベンダーのハーブティーをお淹れしますわ!心が安らぎますの!」
エリカ「わー、ありがとう!ガトーショコラも美味しそう!食べたい!」
砂藤「好物だもんな!食え食え」
エリカ「ありがとう!」
4人の中に紛れてガトーショコラを頬張ると、いっちゃんとえいちゃんと目が合った。うわっ、めっちゃ心配されてる……あ、ケーキ差し出された
切島「……(爆豪と顔合わせられねぇ)」
緑谷「……(僕も)」
お前らが付いていながら、そう言われ爆破じゃ済まないと覚悟する2人は冷や汗が止まらない。
切島「あれ、爆豪……?」
エリカ「かっちゃんなら部屋に行ったと思う」
切島「!そっか。これ食ったら行くかな」
私もお礼言いたいなぁと考えるエリカの前に大好きなガトーショコラがやってきた。
エリカ「美味しい!とても美味しい!」
八百万「お持ちしましたわ!さぁこれ飲んで」
エリカ「モモー!大好きだよ」
八百万「まあ……!!」
すっごく心配したんだと言う飯田くん、近距離を瞬間移動する私に驚いてる常闇くんと尾白くん。部屋まで運んでくれるという芦戸ちゃん。なぜか笑ってる青山くんからはケーキにチーズを乗っけてもらった。
エリカ「……(お茶子、元気ないなぁ)」
途中、いっちゃんからサーを任されて、抱えていたみたいだし……そうだよね。もっとやれる事が…なんて考えちゃうよね。私も相澤先生と逸れなければ……結局先生にも守ってもらったし
麗日「ごめん、先に部屋戻るな」
お茶子の後ろ姿をみているとギュっと抱きしめたくてたまらないけど……先に戻るって事は1人になりたいのかな……
エリカ「(明日、部屋に……)えいちゃん、地下通路で庇ってくれてありがとうね!」
切島「お、俺は全然何も……逃げたくなかったんだ」
エリカ「逃げたく……?」
緑谷「エリカさん、足の怪我は棘だよね!?腕は二発も撃ったから?リカバリーガールいなかったの?僕今から頼んで……」
エリカ「いっちゃん急にどうしたの!?リカバリーガールのとこは明日行くね!これくらいへっちゃらだよ。チビエリちゃん助かって良かったね」
緑谷「うん……」
エリカ「あー!美味しかったなあ!!みんなありがとうね!私、何とかお風呂に入って寝んねするね!傷めっちゃ染みそうで怖いけどっ」
峰田「オイラが優しく洗って……ぐえっ!!」
響香のイヤホンジャックは夜も正確である。
仮免補講だから寝ると言う轟くんは早々に部屋に戻り……かっちゃんとも明日話せたら……
エリカ「響香!一緒にお風呂入ろ」
耳郎「うえ!!?その傷で入ったら悶絶どころじゃないって!」
エリカ「やっぱダメか……」
でも体ベトベトして気持ち悪いし……
『コンコン……』
エリカ「起きてた?さっきはありがとう。あのね……」
爆豪「…………」
控えめなノックにもしやと思ってドアを開けるとエリカが部屋の前に立っていた。腕と足に包帯が巻かれて痛そうだととりあえず部屋に入れた……が、これが間違いで俺は今、盛大に爆破しそうになっている。
爆豪「もう一回言ってみろ」
エリカ「体拭いて欲しくて」
爆豪「部屋に帰れや!」
エリカ「やだ!」
一体こいつは何考えとんだ!?
爆豪「俺の性別を言ってみろ」
エリカ「男……?」
爆豪「ンで疑問系なんだよ!そういうの普通同じ女に頼むだろ!?」
俺は至ってまともな事を言ってるはずだ。なのになんでこいつは困った顔しとんだ?明日補講なのは置いておき、確実に俺の方が困っとる
エリカ「頼んだんだけどさ……お茶子と梅雨ちゃん疲れてるし、モモは眠ったし、芦戸ちゃんはえいちゃんと話してるし、はーちゃんはお風呂で響香は……」
爆豪「……」
エリカ「傷ついてるの直視できない!無理!って……泣かれた」
そういや
このままだと体ベトベトで眠れないだの涙目で訴えてくるエリカに負けそうになる。こっちが泣きてぇわ……どんな上げ膳据え膳だよ……
エリカ「変なこと頼んでごめんね、嫌なら違う人に頼むから大丈ー…」
爆豪「ベッドに座れ」
エリカ「あ、うん……ありがとう」
爆豪「(ハァー……)」
タオルを奪って濡らしに行く。お湯もいるな、これじゃ寒ィし……他ってどこに行こうとしてたンだよ。俺以外のとこ行ってたら相手殺してたわ。
爆豪「怪我しすぎだろ。ばーさんに治癒されンかったんか」
エリカ「治癒が優先されて目が覚めなかったらって医者に言われて歩ける程度には……そんなに瞬間移動使ってなかったのに目が覚めるの遅くなっちゃって……」
爆豪「気張ってたんだろ。ほら顔拭くから目潰れ」
エリカ「ん……」
爆豪「……」
目の毒過ぎて俺が殺されそうだわ
なんつー顔してんだよ、もう一回キスされてぇのかよ
爆豪「(心臓痛過ぎて爆発しそうだわ…)」
エリカ「かっちゃんありがとう」
爆豪「後ろ向け。背中拭くから」
エリカ「うん」
後ろを向いたエリカはお願いしますとしおらしく座っていた。
小さい背中を見ながら俺は……なんでまだこんなとこに居んだ。エリカが現場で何を背負ってたかも知らねえ。俺は前を歩いてなきゃいけねぇのに……
エリカ「……かっちゃん?」
さっきからかっちゃんが動かない
名前を呼ぶと、震えた声で背中拭くからと告げられて返事と同時に服の中に手が入った。
ゆっくり丁寧に拭かれた背中はスッキリして気持ちがいい
爆豪「次、前」
エリカ「うん……?」
前……お腹かな?そんな所も拭いてくれるのか、優しいなぁ。なんてこの時は呑気にそう思っていた。ゆっくり背後から手を伸ばしてお腹の下辺りから拭いてくれる。けれど……かっちゃんはさっきから何度も深呼吸をしていて、ハァーとため息混じりな声も聞こえてきた。
お腹から脇下へと移動するとピクリと反応してしまい、力が抜けた私はかっちゃんに持たれかかってしまう。そうなると吐息が耳にかかる……
爆豪「…ッハァ、…オメー今から絶対声出すなよ」
エリカ「?わかった」
両脇下が終わりその手は横へとスライドされ……
エリカ「(っ、胸!?)んっ…」
口を抑えたけどもう遅い
かっちゃんの呼吸が早くなりタオル一枚隔てただけの感覚が脳まで痺れてる……っ
爆豪「くちィ…塞ぐなやァ……個性出んぞっ」
代わりにかっちゃんの左手が私の口を塞ぐ。
背後で苦しそうなかっちゃんの声と先端がタオルと擦れる度に勝手に甘い声が出てしまう。何これ、熱くて、変になりそう……!
爆豪「無防備にも…程があンだろ……っ、ハァ、ハァくそっ……」
エリカ「あっ……かっちゃ…っ」
2人してぐったりと体に力が入らなくて、呼吸が混ざり合う
爆豪「っ、キツすぎんだよ……頭バカになるわ……」
ドザッとベッドに倒れ込んだかっちゃんは深呼吸を繰り返している音が聞こえた。
エリカ「かっちゃん……ありがと」
返事がない。やっぱり車で言ってた事は本当……
エリカ「私、困らせてばっかりでごめん」
爆豪「……やっと気付いたかよ。マジで俺の身になれや」
エリカ「ごめん。部屋に戻るね」
爆豪「歩けんの?」
これで帰る、と今日最後の瞬間移動を使うと一気に眠気が襲ってきて……
エリカ「(眠たいけど、足が痛いなぁ……)」
何だかよく眠れずに翌日を迎えてしまった。
次の日、保健室でリカバリーガールが治癒をしてくれた途端ウトウトと眠くなり始める。
耳郎「エリカ、大丈夫?」
エリカ「響香……ありがと」
心配そうな響香が目に入るとゆっくりと傷が治っていく。
エリカ「お茶子は、ご飯食べてる……?」
耳郎「?うん。エリカの分は置いてもらってるよ」
エリカ「ありがと……」
そう言ってもらってたけど、意識が途切れ眠りについた私が目覚めたのは翌日だった。
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麗日「エリカ、動けるん?」
エリカ「大、丈夫!」
制服を着てぴょんぴょん跳ねてみると、うわわわと焦るお茶子に元気そうで良かったわと言う梅雨ちゃん。
切島「晴れて良かったな」
私たちインターン組はサーナイトアイの葬式に向かう。色々思い出したら泣けてきちゃうから、みんなと一緒で良かった。やがて3年の先輩達も来て、まるで眠っているかのようなサーの顔を目に焼き付けた。まだ若いのに……なんて私が言ってもって感じだけど、若いよ……若すぎるよ……
エリカ「ねぇ、いっちゃん……サーって、どんなヒーローだったの?」
緑谷「サーはオールマイトの右腕で……カッコ良くて知的で……素晴らしいヒーローだった、よ」
エリカ「……そっか。素敵な、ヒーローだったんだね」
緑谷「う、ん……!!」
いっちゃんの目からポロポロと涙が溢れてきて……。サーはもういないんだ……と実感する。
オールマイトの顔は……見れないや。
お茶子や梅雨ちゃんの目にも涙が浮かんでて……あぁ、胸が苦しくってギュッとなる。この悲しみの上に立つ事って何なんだろう……?通形先輩にかける言葉は……見つからない
エリカ「(先輩……がんばって……!!)」
背中に念を送ってその場を後にした。
夕食を食べて、共有スペースで羽を伸ばしていると、携帯が震えていて……
エリカ「エン...!?」
耳郎「え?」
隣に座っている響香は携帯を覗き込むと思わずマジ?と声が漏れた。
『仕事の依頼だアイリス』
エリカ「はい、謹んでお受け致します」
上鳴や切島も何何?とやってくる。
耳郎「エンデヴァーから電話だって」
上鳴「マジ!?エリカちゃん、エンデヴァーの所行ってたもんなぁ!スゲー」
切島「またCM?可愛かったもんなー!」
電話を切ったエリカは首を傾げていて、目の前には眉間に皺の寄った轟の姿が。
轟「お前、昨日まで動けなかったのに何言ってんだ」
エリカ「轟く……」
轟「ただでさえインターンも忙しいのにちゃんと休め」
轟の言動に新CMの話に夢中になってた峰田と上鳴のお祭り騒ぎがピタリと止まった。
耳郎「そ、そうだよね。それに今日はもうゆっくりしたいでしょ。アンタらもこの話は終わ……」
エリカ「心配してくれてありがとう。この仕事は数日後だから大丈夫だと思ってお受けしたの」
轟「なんだ……早速明日とか思った。わりぃな」
エリカ「悪くないよ。響香もありがとう!」
耳郎「うちは別にそんな……」
じゃあお言葉に甘えて部屋で休むと言うエリカを見送ると、俺も講習の為にと解散になった。
峰田「なんか小桜元気ないよな……」
上鳴「今日お葬式だったんだろ?仕方ねぇって!」
耳郎「そうだね」
To be continued......
2026.02.23
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