75.さよなら氷帝学園
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
カズエ「(ここ、久しぶりだ)」
カズエは今東京駅に来ていた。
相変わらず人でごった返していて、マスクに眼鏡と変装をしていてもたまに声をかけられる。
榊には1人でウロウロしないように言われていた。
が、新幹線の切符を取りお土産売り場で東京バナナと、飲み物とお菓子も買う。もちろん全部自分用だ。
カズエ「(さ、行くか。あ、携帯……)」
そこにはナオから、芥川が家に来ていることともう1通はブン太からだった。
『カズエ、宿題頑張れよぃ。俺も今ジャッカルと宿題中☆』
カズエ「(げっ宿題……)」
『頑張れ~!うちも頑張る』
カズエ「何もなければ、明日ね」
-----------
-----------------------
『ピンポーン』
ナオ「あ、また誰か来た」
芥川「~♪」
オートロックを開けると、そこには宍戸の姿があった。
ナオ「亮、何の用……」
宍戸「何してんだよジロー」
芥川「カズエちゃんに会いに来たんだC~。まぁ上がりなよ」
宍戸「お前んちじゃねーだろ」
ナオ「上がらないの?」
宍戸「え、あぁ……お、お邪魔するぜ」
ナオ「うん!亮も初めてじゃねぇ。ここ来るの」
宍戸「広すぎるだろここ。それに東京一望できるじゃねぇか!」
ナオ「この広さに慄くのはウチだけなんじゃ。あの3人ときたら」
宍戸はキラキラと景色を見ていた。
-----------
-----------------------
エリカ「綺麗……」
澄んだ海にポカポカと浮かぶエリカは、一頻り魚と戯れた後だった。
跡部「エリカ、飲み物用意させたぜ」
エリカ「ありがとう」
綺麗な青色のドリンクに赤い花が浮かんでいる。
まるで今日のエリカと海を表したドリンクに流石だと言わんばかりだ。
エリカ「あの、私ね……」
跡部「なんだ?」
エリカ「おばあちゃまに男の人を立てるようにと教わってたんだけど……名前で呼んでいいかしら?」
跡部「アン?今更何を言って……」
エリカは真っ直ぐ跡部を見ていた。
エリカ「貴方には、3歩後ろをついて行くのではなくて、ずっと横に居たいから。だから景吾って呼びたいの」
跡部「…………」
ドリンクを飲み終わり、海に戻って行くその時
キラキラと水面が光って、それがまるでエリカを包んでいるかのように見えた。
跡部「エリカ」
吸い寄せられるかのように後を追う。
跡部「俺は今幸せだぜ」
跡部のこんな顔は初めてで。
エリカ「私も。景吾」
差し出された手を取って海の中へと歩いて行く。
跡部「エリカに呼ばれる名前は特別に感じるな」
エリカ「男性を呼び捨てで呼ぶなんてお祖母様にはしたないって怒られちゃうかしら」
跡部「俺が幸せなんだからいいだろうが」
エリカ「それなら……いいけど」
跡部「フッ」
優しく微笑む跡部から目を反らし、エリカは再び海に溶けていく。
跡部「(まるで人魚だな)」
エリカ「あっちまで競争しましょ♪」
跡部「あぁ、いいぜ。負けたら言う事1つ聞いてもらうぜ」
エリカ「あ、ずるいっ!私も」