59.戦線布告
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みんなの元へと戻る途中、ふと跡部が立ち止まる。
跡部「寂しいか?」
エリカ「……」
跡部「俺と、離れるのは」
緑の葉っぱがヒラヒラと落ちていく。
エリカ「どうだろう……」
跡部「(まぁ、そうだろな。俺も何を期待してんだか)」
くしゃくしゃと髪をかき乱す。
その様子を真っ直ぐに見つめていた。
エリカ「考えた事もなかったわ。ずっと………一緒に居るものだと思っていたから」
恥ずかしいのか下を向く。
落ち葉がくしゃりと音を立てた。
目の前には跡部の胸板。
エリカ「あ……ちょ、ちょっと…」
跡部「離れんなよ。俺の家に住んだって構わねぇ」
「俺には無理です。あの間に割り込めません」
「行けって日吉!今こそ下剋上のチャンス」
「俺が下剋上したいのはテニスであってこの状況じゃありませんよ!」
「似たようなもんだって!この状況下剋上してみ?べーさんから物凄い眼差しが……」
跡部「………」
カズエ「眼差しが……ね!」
日吉「ね!じゃありませんよ全く......」
エリカ「……」
木陰に隠れるも丸見えな2人
跡部「おい、カズエ。2度も邪魔すんじゃねーよ」
カズエ「いや、うちだって邪魔したくてしてるわけじゃないし!これだけのギャラリーいてよく抱き合ってられるよね!って、そろそろ離れたら!見てるこっちが恥ずかしいっての!」
ス、と跡部の胸板に手を置き力を入れる
エリカ「えっと、どうしたの?」
日吉「(エリカさんもすっかり慣れてるな)いや、大した事じゃないんですけど……」
跡部「なんだ。今日は帰ってミーティングだ」
エリカも不思議そうに2人を見つめる。
カズエ「いや、緊急事態だって!マユミが田仁志に呼び出された!」
エリカ「え?」
同時刻、木手からウチの部員から話があるようです。と呼び出しを受けたマユミは、木手と共に少し離れた場所に来ていた。
マユミ「え、えっと……エリカとのデートの取次はしませんよ」
木手「それならとっくに断られましたよ」
マユミ「えっ……あ、そうだったんですか」
木手「木手くんと一緒に歩いてる所を見られたら、困る人がいるから……と。一体誰の事を言ってるんでしょうね」
マユミ「(エリカ…!)」
木手「ニヤニヤしてないで貰えますか」
マユミ「はっ!ご、ごめんなさい」
比嘉中メンバーが見守る中……
木手「ほら、連れて来ましたよ田仁志クン」
田仁志「……」
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跡部「マユミが呼び出された事のどこが緊急事態なんだ」
集合場所に向かうのに駆け足で向かってる4人。
カズエ「いや、呼び出し自体はまぁ……あっそう、って感じだけどその後!」
エリカ「後?」
説明めんどいから、と日吉の背中を叩くカズエ。
日吉「誰が付いてくかで話してたんですが……」
「俺が付いてくわ」
「侑士!?な、なんでだよ!俺が…」
「岳人やと喧嘩するやろ?大方告白や思うし」
「な!け、喧嘩なんてしねぇよ!俺が行きたいんだよ!」
「ま、まぁ岳人落ち着いて……(忍足もなんか突っかかるなー)」
「(うち、跡部呼んでくる!)日吉、行くよ!」
「え、な、なんで俺が……」
跡部「……なるほどな」
カズエ「なんか忍足変だったよねー。もっとクールな感じなのにさ」
エリカ「そうかしら?」
日吉「(エリカさんには忍足さんがどう映ってるんだ)」