31.合同合宿7~長い夜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
―管理部屋
カズエ「………。」
ボケーと空をみるカズエ
ガチャッとドアが開く音がした
丸井「面会謝絶がとけた」
笑って部屋に入る丸井
そして自然にカズエの横に座った。
カズエ「マンゴスチン、美味しかったね」
丸井「あぁ、今までで一番だったぜ!」
カズエ「大袈裟」
また2人で窓から空をみる。
先に視線を落としたのは丸井
丸井「1つ聞いていいか.?」
カズエ「え?」
丸井「マンゴスチン……カズエ、俺と食べたかったって言った……よな?」
カズエ「……え…」
丸井「あんな無茶して木に登って……違ったのかよ」
丸井の少し悲しそうな表情に焦るカズエ
カズエ「な、なんというか……う、うちね…」
カズエの目が泳いだ。
丸井「わりぃ。やっぱ今のナシ!俺、苦手なんだよな、こういう話」
今度は丸井の目が泳ぐ。
そしてカズエが笑った
カズエ「うちも」
なんだカズエもかよとつられて丸井が笑った。
丸井「それに、カズエは仁王の事もあったし……ごめん」
カズエ「………。」
ナオの「仁王?何して……」
仁王「!お前さん……」
カズエ「!」
『ガチャ』
丸井「げっ…」
ナオ「カズエ……と丸井…」
丸井「じゃあカズエ、ゆっくり寝てろよ!じゃあなっ」
『タタタタタタ……』
カズエ「………」
ナオ「………。」
忍足「天ちゃん、あまり奥に行くと危ないで」
森にやってきた2人。
マユミの足が止まり、いつになく真剣な眼差しで忍足の顔をみる。
マユミ「侑士くん、エリカの事が好き……なんでしょ?」
忍足「…………。」
目を反らす忍足
マユミは、あーあ、言っちゃったとその場に座りこんだ。
忍足「……せやな、天ちゃんには隠し事はなしにしよか」
忍足もストンと岩の上に座った
忍足「一目惚れやったんちゃうかな」
マユミ「…………。」
それから忍足はゆっくり口を開いた。
いつの間にか目で追うようになって
仲良くなって、話すようになって
忍足「好き、というより憧れみたいなもんやったと思う。毅然とした……凛とした振る舞いにも惹かれとったんちゃうかな…」
マユミ「わ……かるよ」
侑士くんがエリカに惹かれてたのは気付いてた。
マユミ「(気付かない振りをしてた)」
俯くマユミ
そして体を丸めた
マユミ「(…っ……涙が………っ)」
そっとマユミの頬を伝う涙
対照的に腕の力は強まった。
忍足「守りたいと思った時もあった。でもな……」
マユミ「(…っ…、我慢できないよ……)」
忍足「『私は貴方に守ってもらう必要なんてない』ずっとそう言われてる気がして、俺はこれ以上、近づかれへんかったわ」
マユミ「(侑士くん……)」
姫さんのテニスを思う気持ちにも勝てんと思っとったしな。と少しおどけた声で付け足した。
忍足「マユミちゃんの事は始めは妹みたいやと思とった」
マユミ「………。」
忍足「せやけど、あのミクスドの試合で変わった。今まで自分だけしか信じられへんかった俺が……変わるかもと思った。」
真っ暗でお互いに表情が見えないせいか、マユミは忍足の表情が気になり、顔を上げた。
忍足「マユミちゃんはホンマに天使なんやと思うわ」
マユミ「ゆ、侑士くん……」
忍足「……しばらく慰めてくれるか?手繋ぐだけでええんや」
マユミ「………。」
そっと手を出すマユミ
忍足「ありがとうな、天ちゃん」