13.都大会~曇りのち晴れ
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【生徒会室】
跡部「エリカの用件はこれだろ?」
バサッと机に広げられたオーダー表
エリカ「これ…シングルス3以外…準レギュラー…?(やっぱり見てよかった…これじゃ、勝て「それは昨日までのオーダーだ」)え…?」
跡部「昨日、あいつらをみて、考え直した。……おらよっ」
『パサッ』
エリカ「………。」
その紙には…
S1跡部景吾
S2芥川慈郎
S3樺地宗弘
D1忍足侑士・向日岳人
D2宍戸亮・鳳長太郎
と、綺麗な字でしっかりと書かれていた。
エリカ「跡部くん……。あれ?まだ何か………!?」
“全国優勝!”
エリカ「これ……」
跡部「昔、あいつらと約束したからな」
エリカ「私も……したの」
跡部「そうかよ。フッ…奇遇だな」
『バンッ』
向日「跡部!オーダー!」
芥川「気になって眠れないC」
忍足「カズエちゃんが騒ぐからな」
跡部「お前ら……」
エリカ「私に任せてって言ったのに、ふふっ」
カズエ「あー違う違う!マユミがエリカがいないと寂しくてご飯も喉を通らないって!」
マユミ「大袈裟だな!」
カズエ「え?だってほんとの事でしょ!」
マユミ「そ…それは……っ」
エリカ「ふふっ…あれ?ナオは?」
カズエ「…オーダーよりもっと大事な事~ッ!」
向日「そういや亮もいねぇな…」
忍足「そういうことか」
マユミ「どういうこと?」
カズエ「マユミには関係ねぇ!」
マユミ「ひどいなっ!」
跡部「なるほどな。あの喚くだけな奴だと思ったが、案外やるじゃねーか」
カズエ「うちらのムードメイカーだからね!」
カズエが自慢気に話した。
宍戸「ナオ、珍しいじゃねーか。俺をバスケに誘うなんてなっ」
ナオ「たまにはテニス以外のスポーツもいいじゃろ?」
宍戸「まあなっ!おっと」
ナオ「甘い!」
『タタタタタ……』
宍戸「へー。やるじゃねーか」
ナオ「じゃろ?……ほらっ」
ナオが片手で宍戸目掛けてパスを出した。
普通の人なら解らないような宍戸の顔の歪みにナオの顔も歪んだ。
宍戸「お前、バスケやってたのか」
何事もなかったようにボールをクルクル回す
ナオ「今日はバスケをしにきたんじゃない」
宍戸の目が、ボールからナオに向けられた。
ナオ「例えばの話じゃけど、俺がボールを持っているとする!」
宍戸「ん?」
ほら、ボールとナオが催促をする。
仕方なくパスを渡す宍戸。
ボールはふんわりとこうを描き、ナオは頭の上でキャッチした。
ナオ「その時、自分のコートにいる場合、それもスリーポイントラインより内側じゃとして……俺はゴールを見て思うわけじゃ」
ナオがボールを胸の位置に下ろし、実際の場所まで移動した。
ナオ「自分で責めるか…周りをみるか。ウチは少なくとも今までは自分しかいないと思っとった。おいしいところまできて、パスなんて考えもしなかった」
宍戸「………。」
ゴールを睨む目が、閉じられる。
ナオ「じゃけど、周りをみてみたらあの3人がいて、テニス部があって…」
その瞳を宍戸に向けた。
シュッと音をたてて、ボールが宍戸に放たれる。
ナオ「その時、俺は宍戸にパスを出すから、そのボール、思いっきりゴールに決めんちゃい!!」
宍戸の胸にドスッと音をたてて響いたボール。
宍戸「目の前に、ゴールがあるのにか?」
ナオ「俺の思いもそのボールに入っとるけぇ!自信を持ちんちゃい」
宍戸「残り1秒だったら…」
ナオ「決めてくれるんじゃろ?ブザービート。ウチは信じちょる」
宍戸「ははっ、漫画の読み過ぎだってーの」
ナオ「俺、カッコイイじゃろ?」
宍戸「さあなっ」