林間合宿編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夏休み
あっと言う間に今日から林間学校です!
エリカ「楽しみだなぁー!」
31.林間合宿スタート
物間「え?A組補習いるの?つまり赤点取った人がいるってこと!?」
みんなバスの前に集合していたら今日も元気な物間くんがいた。
「あ、エリカちゃんだ!CMみたよ!」
「すっごくよかった!」
「可愛かったー!!実物も可愛いけど」
エリカ「ありがとう!」
B組の拳藤さん、小大さん、取蔭さんと少し話してから響香に手を引かれてバスに乗り込んだ。
相澤「一時間後に一回止まる。その後はしばらく…」
上鳴「音楽流そうぜ!夏っぽいの!」
飯田「席は立つべからず!べからずなんだ皆!!」
エリカ「響香ポッキーちょうだい」
峰田「小桜!そのポッキーでオイラとポッキーゲームし……ぐふっ」
相澤「(まァいいか…わいわいできるのも…今のうちだけだーー……)」
なんて先生が思ってるなんて知らずに、私たちは到着までの時を楽しんだ。
一時間後、休憩だと連れてこられた場所には何もなく、B組もいなかった。
「煌めく眼でロックオン!」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」
相澤「今回お世話になるプロヒーロー『プッシーキャッツ』の皆さんだ」
いきなりの登場に何だろうと思ったけど、いっちゃんがベテランの……って言った所でぶん殴られた!
「あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」
「「「遠っ!!」」」
麗日「え…?じゃあ何でこんな半端なとこに……」
砂藤「いやいや……」
瀬呂「バス…戻ろうか……な?早く…」
「今は9時30分。早ければぁ12時前後かしらん」
切島「ダメだ…おい…」
芦戸「戻ろう!」
切島「バスに戻れ!!早く!!」
「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」
相澤「わるいね諸君。合宿はもう始まっている」
『ドカーン』
エリカ「うわぁぁああ!お、落ち……きゃぁあああ!!」
ヒーローコスチュームじゃないから受け身が取れない!とあわあわしてたら膝と背中に腕が回り、無事に着地できた。ちょっと涙出たけど。あと鼻水も……
エリカ「かっちゃん、ありがとう」
「私有地につき"個性"の使用は自由だよ!今から三時間!自分の足で施設までおいでませ!」
緑谷「"魔獣の森"…!?」
上鳴「なんだそのドラクエめいた名称は……」
切島「文句言ってもしゃあねえよ行くっきゃねえ」
エリカ「行くっきゃねーけど……」
「「マジュウだー!!」」
死んだふり!?いや、でもマジュウだし!?
騒いでる間に飛び出したのはかっちゃん、いっちゃん、轟くんに飯田くん。あっという間にマジュウを倒してしまった。
切島「さすがだぜ爆豪」
かっこいいなぁと眺めていたら、まだだというかっちゃんの声
エリカ「うわー……」
マジュウいっぱいいるよ!
これは、やるしかないよね……!
エリカ「えいちゃん!私達もやろう!」
切島「おうよ!」
みんなで戦えば怖くないぜっ!
-----------
-----------------------
「やーーーっと来たにゃん」
痛いよ痛い……身体中が痛すぎる。
とりあえず昼ごはん抜きって以前の問題で、もう夕方よね!?
瀬呂「何が『三時間』ですか…」
切島「腹へった…死ぬ」
エリカ「糖分……チョコレート…」
砂藤「同じく……」
相澤「バスから荷物降ろせ。部屋に運んだら食堂にて夕食、その後入浴で就寝だ。」
エリカ「荷物……チョコレート!!!」
尾白「意外と元気…!」
芦戸「チョコレートで回復するとかどんだけ~」
私は一目散にチョコレートを取りに向かった。
荷物を置くとモモがキャピキャピしている。
エリカ「今日からしばらく一緒だね!よろしくね」
八百万「ええ!!」
耳郎「2人ともご飯行こっ」
エリカ「うんっ!」
目の前に広がるご飯がキラキラ眩しすぎて……!もうめっちゃたべよう!!
瀬呂「へえ女子部屋は普通の広さなんだな」
芦戸「男子の大部屋見たい!ねえねえ見に行ってもいい後で!」
瀬呂「おー来い来い」
エリカ「楽しそう!私も行くー!」
上鳴「大歓迎!!!」
切島「エリカちゃん、あれ持ってきた?」
エリカ「持ってきたー!!」
爆豪「(あれ?)」
轟「(あれって何だ……?)」
耳郎「(ウチも行こ…)」
みんなで食べるご飯は美味しいなー!
お腹いっぱいになって、次は待ちに待った温泉の時間がやってきた!!!
峰田「まァまァ…飯とかはね…ぶっちゃけどうでもいいんスよ。求められてんのってそこじゃないんスよこの壁の向こうなんスよ…」
緑谷「一人で何言ってんの峰田くん…」
『気持ちいいねえ』
『温泉あるなんてサイコーだわ』
『泳ぎたーい』
『エリカ、あかんよ』
峰田「ホラ…いるんスよ……男女の入浴時間ズラさないなんて事故…そうもうこれは事故なんスよ…」
「「「…………!!」」」
飯田「峰田くんやめたまえ!君のしている事は己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!」
峰田「やかましいんスよ…
壁とは超える為にある!!"Plus Ultra"!!!」
『バッ』
洸汰「ヒーロー以前にヒトのあれこれから学び直せ」
峰田「くそガキィイイィイ!!?」
蛙吹「やっぱり峰田ちゃんサイテーね」
芦戸「ありがと洸汰くーん!」
洸汰「わっ…」
エリカ「あ…落ちた」
-----------
-----------------------
エリカ「じゃーん!!」
切島「お!俺も俺も!」
私たちは男子部屋へと遊びに来た。
そしてお揃いのプルスウルトラTシャツ、略してプルティーをみんなに披露した。
芦戸「わー、オソロだ」
葉隠「いいなー」
上鳴「かっけーー!どこに売ってたんだよ」
切島「ウニクロ!」
エリカ「ねー!」
そこへギョっとこちらを見るのはかっちゃんだ。あれ、あのTシャツ……
爆豪「んで同じ日に着ンだよ……バカかてめェら」
プルティーを着てプルプル震えてるかっちゃんももちろんお揃いだ。
エリカ「わっ、プルティー3人揃った!」
切島「3人で写真撮ろうぜ!」
爆豪「撮らねぇわ!」
切島「バクゴー携帯貸して」
爆豪「勝手に取ん……!!?」
携帯を持ったえいちゃんの顔が真っ赤に染まっていく。
爆豪「目ん玉潰されたくなきゃ、今見たモンは早急に忘れろ。いいな?」
切島「わ、わーったって!携帯勝手に触って悪かった!」
エリカ「(浴衣の写真かな?)じゃあ、私の携帯で…」
耳郎「ウチ、撮ったげよっか?」
エリカ「ありがとう!」
はい、と携帯を渡すと響香の顔色が変わっていく
耳郎「(待ち受け……爆豪とのツーショット…)」
かっちゃんを真ん中に囲んで写真を撮る。
峰田「風呂上がりの小桜……風呂上がりの……」
上鳴「そろそろ殺されるぞ」
耳郎「だね」
轟「あのシャツどこに売ってるんだ……?」
麗日「ウニクロって言ってたよ」
轟「?」
麗日「(ウニクロ知らん!?)」
峰田「小桜ー!!オイラとも写真…」
エリカ「うわぁぁ!!?」
『シュッ』
「「「……あ」」」
麗日「指、何本やった?」
蛙吹「2本くらいだったと思うわ」
葉隠「じゃあ少なくとも合宿所周辺にいるよね!」
八百万「探しに行かなくても大丈夫でしょうか?」
耳郎「爆豪と切島も一緒だから大丈夫じゃない?」
峰田「オイラ……写真……」
瀬呂「懲りねぇな」
峰田「写真ー!!!」
エリカ「ご、ごめんね!?」
合宿所の入り口まで飛んでしまって慌てて2人に謝った。久々の瞬間移動だわと笑うえいちゃんとバカだろと言うかっちゃん。あまり怒ってないようで安心した。
切島「じ、じゃあ俺行くわ!エリカちゃん、さっきのやつ携帯に送っといてなっ」
エリカ「うん!ホントにごめんねー!」
爽やかな笑顔で去っていく彼をヒラヒラと手を振って見送った。
爆豪「泣き虫」
エリカ「え?」
爆豪「今日……助かった」
エリカ「…………」
施設に向かう終盤、もうみんな体力もなくなってきたけど、私は短い瞬間移動だったから眠らずに済んでいた。あれ、施設かな?と肉眼で見え始めた時……
「かっちゃん!危ない!!」
「泣き虫!?どこ行っ……」
土魔獣がかっちゃんの背後にいて、私はそれに触れ一緒に上空へと飛んだ。
「あー!!コスチューム着てないぃぃ!!」
高いところが苦手な私は、コスチュームにリボンを解くとスカートの裾が広がり、バルーンになるものを備え付けているのだがそれが使えない。
魔獣は先に落ちて粉々になっていて、もうどうにでもなれと目を瞑るとかっちゃんが受け止めてくれた。
エリカ「かっちゃん、あのね……前、何か怒ってた……?特訓してる時……」
爆豪「!」
「けどよ、小桜もわけわかんねぇだろ?」
エリカ「何かしたなら謝りたいけど……心当たりなくって……」
「なぁバクゴー……好きって言えば?」
爆豪「~っ、言えるかクソがっ!!」
エリカ「ええ!?そんなに!?」
爆豪「てめェは……」
エリカ「(何か言われる…)」
爆豪「てめェはガキの時みてーに、ヘラヘラ笑って俺の後ろを着いてくりゃいーんだよ」
エリカ「え……?」
爆豪「それをオメーはホイホイホイホイ……あー!!クソッ、俺ァ寝る」
エリカ「あっ、待って私も戻るってば~!!こんな所に1人置いてかないで〜っ」
To be continued......
2019.02.07