職場体験編
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瀬呂「昨日轟すごかったよな!」
上鳴「だよな。あんな堂々と誘えねーもん」
麗日「うち、昨日エリカと轟くんスーパーでみたわ」
緑谷「ええっ!?轟くんがスーパーってイメージないよな……」
耳郎「
麗日「すっっっごく目立ってた。まるで新婚やったもん。うち顔赤なってもた」
轟「新婚ってなんだ?」
「「おわっ!?」」
25.演習試験
峰田「オイこら轟!誰の許可得て小桜と一緒に帰ってんだよ!?ま、ま、まさか家に連れ込んだのか?」
轟「小桜の許可は得た。家には入ってねぇ。一緒に帰って公園寄って、スーパーで買い物しただけだ」
峰田「……ならよし」
麗日「(デートやん)」
葉隠「(デート!)」
芦戸「デートじゃん!!」
轟「?デートならデートしてくださいって言うだろ?」
「「「(デートしてくださいって言うんだイケメン強っっ!!?)」」」
エリカ「おはよう」
爆豪「………」
耳郎「あれ、2人一緒に来たの……?」
エリカ「下で会ったの。どうしたの?みんな集まって」
「「「(あなたの噂話してましたとは言えない)」」」
轟「小桜、昨日の献立なんだが姉さんに聞いてもわからねぇ。モヤシと豆腐で何作ったんだ?」
エリカ「うっ、そ、それは知らなくていい事だよ轟くんは……」
轟「いや、気になるだろ?何…」
爆豪「察しろや半分野郎!!泣き虫ももっとマトモな物食えつったろ!!」
瀬呂「轟と小桜が頭ハテナマークになってるのなんか可愛いな」
爆豪「(一緒に帰ったのに部屋まで入れなかったなんて笑えるわ。俺はお前より一歩前へ進んでんだよ眼中にねぇわ)」
轟「(モヤシとネギ……察…)」
耳郎「あの3人集まると顔面偏差値が高すぎる……」
上鳴「小桜、フツメンの所にもおいで〜」
緑谷「エリカさん!エンデヴァーのレポートの事なんだけどっ」
爆豪「どけデク!!!」
切島「うわっ、まだやべー爆豪だった」
瀬呂「今から演習試験だぜ?影響でるぞ」
峰田「特に緑谷はな」
緑谷「ぼ、僕!?」
クラスが爆豪の不機嫌オーラを浴び、爆豪への影響を一番受けている緑谷の心臓がヒヤリとする。
生唾を飲んで見守る中、平然と机で鼻歌をエリカと通常運転の轟に注目が集まった。
麗日「あの2人、大物やな」
このピリピリしたオーラに動じないとは屈服である。
飯田「よくわからんが、爆豪くんの心理状態では演習試験に支障をきたすのではないか?」
爆豪「なんっ…」
エリカ「かっちゃんは……」
緑谷「エリカさん…?」
エリカ「かっちゃんはそんな事で集中力を切らしたりしないよ!だってNo. 1ヒーローになるんだもん」
ね、かっちゃんと向けられた笑顔をみて頬を染めたのは僕だけじゃない筈だ。
上鳴「クソ羨ましい」
切島「こりゃ惚れるわ……」
瀬呂「やっぱり嫁ポジションじゃね?小桜って」
峰田「許せん許せん絶対に許せん」
飯田「No. 1ヒーローになるのは俺だ」
耳郎「飯田空気読めー」
轟「爆豪の事、信じてんだな」
エリカ「そうだね、かっちゃんはすごいヒーローになるよ!」
今は態度があれだけど……思春期かな?
自分より強い人がいるのってワクワクするタイプだと思っていたけれど、いっちゃんが相手だとなんか違うのかな……んー……空白な小中学生の時に何かあった?考えても仕方ないか。わからない事はわからない。今は試験に集中しよう!
緑谷「瞑想してる!?」
相澤「それじゃあ演習試験を始めていく」
エリカ「(よし、頑張るぞ!)」
耳郎「先生多いな…?」
相澤「諸君なら事前に情報仕入れて何するか薄々わかってるとは思うが…」
上鳴「入試みてぇかロボ無双だろ!!」
芦戸「花火!カレー!肝試ーー!!」
ネズ「残念!!諸事情あって今回から内容を変更しちゃうのさ!」
瀬呂「校長先生!」
八百万「変更って…」
これからは対人戦闘・活動を見据えた
より実戦に近い教えを重視するのだと言う
相澤「チームアップでここにいる教師一人と戦闘を行ってもらう!」
麗日「先…生方と…!?」
相澤「尚ペアの組みと対戦する教師は既に決定済み。動きの傾向や成績親密度……諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから発表してく。緑谷と爆豪がチームで……」
爆豪「デ……!?」
緑谷「かっ…!?」
相澤「そして相手は……」
そう言って現れたオールマイトに胸が高鳴った。憧れの人に相手をしてもらうんだ。凄い事だなぁ……
だがしかし
エリカ「親密度とは!?」
相澤「……小桜と耳郎がチームで」
マイク「相手はちょーーー格上」
耳郎「格…上…?イメージないんスけど…」
マイク「ダミッ!ヘイガールウオッチャウユアアウスハァン!?」
こうして各組が発表されて、私たちはバスに乗り込んだ。
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演習試験に向かうバス内。
プレゼントマイク率いるエリカと耳郎ペアは……
エリカ「C'mon, baby アメリカ♩」
マイク「ドリームの見方をInspired♩」
エリカ「C'mon, baby アメリカ♩」
マイク「交差するルーツ タイムズスクエア♩ヘーイ!」
緊張感もなく歌っていた。
エリカに聞きたい事はイロイロあるが、今は試験に集中しようとする耳郎を2人の歌声が襲う。
耳郎「ウルサイ……」
エリカ「ハッ!もう試験始まってますか!?」
マイク「さすがにまだだよ!ほら歌うぜ小桜!」
エリカ「次の曲は~…」
マイク「あ、着いた」
耳郎「着いて良かったっス」
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耳郎「森の中だね」
着いてそうそうプレゼントマイクはどこかに行き、ポツンと2人森の中へと残された。先生に手錠をかけるか、ゲートから脱出するかだが……
エリカ「この試験、私達にはかなりの天敵かも」
耳郎「ウチはわかるけど、どういうこ…」
『YEAHHHHHHHH』
エリカ「この音、集中できなぁぁぁあぁい!!!」
エリカは目当ての場所に行くには、繊細に情景を思い浮かべないと行けないし、何よりこの爆音は集中力を欠くのだと言う。
「マイクは小桜と耳郎を頼む。小桜はあまり計画的に事を運ぶのが苦手だ。お前のヴォイスで瞬間移動が使えない事も想定させろ」
マイク「早く終わらしてくれよ~~~俺ったらこういう森モリしたとこ好きじゃないワケ。まァだですかあ!?」
エリカ「ぎゃー!!うるさいいいい!!!」
耳郎「もうっ…ムリ!……っ!!」
エリカ「とりあえず一旦離れよう!」
私は響香を抱えて声から離れた。
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エリカ「よし、とりあえず作戦会議をしよう!」
出口はわからない。先生に近付くと耳がやられる。特に響香には危険……エリカは思った事を耳郎に伝えていく。
エリカ「私だけ先生の上に飛んで右ストレートで…」
耳郎「先生とサシでやるのは分が悪くな…」
「やっほううううううう」
エリカ「ぎゃー!距離関係ないいいい!!」
耳郎「これ、キツイ…!」
耳を塞いでも塞ぎきれない爆音に頭を抱える。
エリカ「この音どうにかしないと……ヘッドホンはさすがにないか」
キョロキョロと辺りを見渡す。
エリカ「あ、響香あれみて……」
耳郎「……え?」
エリカ「じゃあいくよ?準備はいい?」
耳郎「おう!」
私はギュッと響香を後ろから抱えた。
先生との距離はさっき瞬間移動で大体掴めた。あとはそこに正確に……
マイク「すっかり奇襲でも仕掛けてくるのかと思ってたが……!!」
エリカ「ふんぬっ」
マイク「上か!ウエエエエエエ」
耳郎「相殺っ!!」
上から拳を振りかざすエリカを避け、個性を発動するプレゼントマイク。耳郎が怯むかと思えば、エリカに耳を塞がれた耳郎が音を相殺する。
耳郎「もう一発…」
マイク「効かね……うぐぐっ!!」
耳郎に気を取られた一瞬、エリカのかかと落としが頭上に決まるとフラフラと地面に倒れこむマイク。
エリカ「はい、捕まえた!」
耳郎「あ、ウチゲート出ちゃった」
エリカ「あはは!ダブルピースだね!」
『小桜・耳郎チーム、条件達成!』
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耳郎「大丈夫だってちょっと血が出てるだけだし…」
耳を怪我した耳郎がエリカに引っ張られリカバリーガールの元へとやってきた。
緑谷「あ、エリカさん、耳郎さん、クリアおめでとう」
エリカ「ありが……あれ、かっちゃん!?」
そこへベッドで寝ている爆豪を見つけ駆け寄ると何だかボロボロで、心配そうに横に掛けた。
リカバリーガールがこの子はしばらく目覚めないだろうねなんて言っていて、余計にハラハラするエリカ。
耳郎「ウチ、治療終わったから戻るけど、エリカは爆豪みてたら?」
エリカ「う、うん……。私もここに居ていいかな?」
緑谷は首を縦に振り、リカバリーガールは好きにしなと切島と砂藤チームの所へと向かった。エリカは爆豪の手袋を取りギュッと手を握ってた。
爆豪「…………なんでコイツがこんなとこで寝とんだ?」
エリカ「Zzzz……」
「ずっと心配そうに横に着いてたよ。マイクとの戦闘で個性もかなり使ったみたいだしね」
爆豪「…………おい、起きろ」
エリカ「んむ……」
爆豪「…………」
To be continued......
2019.01.15