職場体験編
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朝、教室に行くと爆笑の渦に包まれていた。
23.備えろ期末テスト
爆豪「クセついちまって洗っても直んねえんだ。おい笑うなブッ殺すぞ」
切島「やってみろよ8:2坊や!!アッハハハハハハ」
エリカ「おは……!!」
爆豪「…!!」
爆笑の中心にはかっちゃんがいて…
エリカ「ベストジーニストとお揃いだ~」
『カシャ』
爆豪「撮んな!!」
瀬呂「もうお腹よじれる……!」
あ、髪型戻っちゃった。 会いたくねぇの理由はこれか!
耳郎「エリカおはよう!」
エリカ「響香久しぶり~!」
ほんとに1週間ぶりで嬉しい~!
お茶子からなんかオーラ出てるけど、火吹きそうだけど!
峰田「小桜~!新しいコス見たぜ!」
上鳴「あれいいよな~!まるで天使!」
エリカ「ありが……」
耳郎「アンタらエリカを変な目でみんな!」
エリカ「あ、いっちゃん、轟くん、飯田くんおはよう」
緑谷「おはよう!」
上鳴「お前らは大変だったな!」
瀬呂「そうそうヒーロー殺し」
砂籐「エンデヴァーが救けてくれたんだってな!」
轟「…そうだな救けられた」
エリカ「う、うんソウダネ。ふふっ」
轟「小桜笑うなつられるだろ」
エリカ「だ、だってエンデヴァーのヒーローインタビューの顔が……!」
轟「ふはっ、ちょ、やめろ……っ」
「「「(あの2人仲良いなー)」」」
切島「おい爆豪、俺らいじめてる場合じゃねえぞ」
爆豪「は?」
切島「轟と小桜みてみ?楽しそうに話してんぞ。いいのか?」
爆豪「……」
エリカ「ねぇ轟くん、あれ書けた?」
轟「まだ書けてねえ。お前は?」
エリカ「私もまだ。出だしが難しいんよね~」
轟「だな」
爆豪「(あれって何だ?)」
切島「おい爆豪?バクゴー?」
爆豪「うっせえ!!!」
瀬呂「うおっ、キレた」
爆豪「キレてねえわ!!」
オールマイト「ハイ私が来た
ってな感じでやっていくわけだけどもね、ハイ、ヒーロー基礎学ね!久し振りだ少年少女!元気か!?……職場体験直後ってことで今回は遊びの要素を含めた救助訓練レースた!」
ここ、入り組んだ迷路のような細道が続く密集工業地帯、運動場γで5人4組に分かれてのレースが行われる。
オールマイト「建物の被害は最小限にな!」
爆豪「指差すなや」
初めの組でいっちゃんと尾白くん、飯田くん、芦戸ちゃん、瀬呂くんが位置につき、みんなは誰が1番か予測する。やがてスタートの合図で飛び出した瀬呂く……いっちゃん!
麗日「すごい…!ピョンピョン…何かまるで……」
エリカ「(かっちゃんの動きみたいやぁ)」
爆豪「(俺が馬鹿みてえな時間過ごしてる間にまた…また…!!!)」
エリカ「……あ、落ちた」
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峰田「おい緑谷!!やべェ事が発覚した!!」
緑谷「ん?」
峰田「見ろよこの穴ショーシャンク!!隣はそうさ!わかるだろう!?女子更衣室!!」
飯田「峰田くんやめたまえ!!ノゾキは立派なハンザイ行為だ!」
峰田「オイラのリトルミネタはもう立派なバンザイ行為なんだよォォ!!
八百万のヤオヨロッパイ!!
芦戸の腰つき!!
葉隠の浮かぶ下着!!
小桜のマシュマロパイ!!
麗日のうららかボディに
蛙吹の意外おっぱァアアア」
『ドックン』
緑谷「耳郎さんのイヤホンジャック…正確さと不意打ちの凶悪コンボが強み!!」
蛙吹「ありがと響香ちゃん」
先輩たち頑張ったんだね…! 砂場でお山作ってトンネル開通させた時嬉しかったもんなぁ
八百万「何て卑劣…!!すぐにふさいでしまいましょう!!」
耳郎「(ウチだけ何も言われてなかったな)」
……あ、即座に塞がれた。
麗日「エリカ、なんか痩せた?」
エリカ「え!気のせいだよ!気のせい!」
麗日「そうならええけど……」
相澤「えー…そろそろ夏休みも近いがもちろん君らが30日間、一か月休める道理はない」
エリカ「(ないんだ!)」
相澤「夏休み林間合宿やるぞ」
エリカ「知ってたよーーやったー!!!」
芦戸「肝試そー!!」
峰田「風呂!!」
蛙吸「花火」
飯田「カレーだな」
エリカ「海ー!」
切島「寝食皆と!ワクワクしてきたぁ!!」
相澤「ただし」
……あ、即シーンとなるやつ。
相澤「その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は…学校で補習地獄だ」
なんだと!?
切島「みんな頑張ろーぜ!!」
爆豪「クソ下らねー」
峰田「女子ガンバレよ!!小桜……小桜!?」
エリカ「………」
切島「息しろ小桜ー!!」
そして昼休み……
上鳴「全く勉強してねー!!」←20/20位
芦戸「あははは」←19/20位
上鳴「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねー!!」
常闇「確かに」←13/20位
砂藤「行事が重なったのもあるけどやっぱ期末は中間と違って…」←11/20位
峰田「演習試験もあるのが辛えとこだよな」←9/20位
緑谷「やっぱ全員で林間合宿行きたいもん!ね!」←4/20位
飯田「うむ!」←2/20位
轟「普通に授業うけてりゃ赤点は出ねえだろ」←5/20位
上鳴「言葉には気をつけろ!!」
エリカ「…………」
切島「おいどうした小桜!プルプルしてんぞ」←14/20位
エリカ「ふ、普通に授業受けてるのにどうして……!」←18/20位
爆豪「てめェ……18位ってどういう事だよああ!?」←3/20位
エリカ「うわぁん!切島くんっ」
切島「うおっ…!や、柔け……って!爆豪!悪ぃ!」
『バンっ!!』
耳郎「エリカー、ご飯行こ……って爆豪どうしたの?」
エリカ「…さあ?」
響香と一緒に食堂へ行って、ハンバーグ定食ご飯大盛りのボタンを押した。
耳郎「……で、爆豪、ドア思いっきり閉めて出てったけど」
エリカ「う、うん。なんか、かっちゃん機嫌悪いんだよね。」
耳郎「まぁウチにはあんまいつもと違いわかんないけどさ、エリカが言うなら何かあったんじゃないの?」
エリカ「うん……」
たぶん、救助演習が終わってからかな。いつもより眉間にシワがよってるし、目つきも悪い。響香にはいつも通りに見えるんだ……
耳郎「エリカは爆豪の事よくみてるよね」
エリカ「そうかな?」
耳郎「(その逆も然りだけど)」
エリカ「かっちゃんが何か悩んでるんだったら力になりたいけど…」
耳郎「それならいいこと教えてあげよっか?」
エリカ「いいこと……?」
放課後、いっちゃんから演習試験が対ロボットだと聞いて安心する上鳴くんと芦戸ちゃんが目に入ったのも束の間
爆豪「調整なんざ勝手に出来るもんだろアホだろ!なあ!?デク!」
緑谷「!」
爆豪「"個性"の使い方…ちょっとわかってきたか知らねえけどよ てめェはつくづく俺の神経逆なでするな」
かっちゃんは誰の目からみてもイライラしていて……
爆豪「完膚なきまでに差ァつけて てめェぶち殺してやる!
轟ィ…!!てめェもなァ!!」
『ガン!!』
一瞬、ドアの形が変わった。
切島「…久々にガチなバクゴーだ」
常闇「焦燥…?あるいは憎悪……」
エリカ「…………」
こんなイライラしてる日は1人で居たいよね。
でも…っ
切島「あっ、小桜……っ」
上鳴「行っちまったな」
耳郎「ま、これで爆豪も少しは落ち着くんじゃない?」
緑谷「どういう事…?」
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相澤「(爆豪……思った以上にこじれてんな)」
エリカ「かっちゃん、待って!一緒に帰ろ」
爆豪「着いてくンな泣き虫」
相澤「(小桜……?)」
エリカ「かっちゃん、あのね…」
爆豪「………」
外に出て早足で追いかけるけど、なかなか捕まえられない。けど、私には使命があるんだ!
「いいこと?」
「これなら爆豪の力になれるし、クラスも救える」
エリカ「かっちゃん…っ」
「ハグするとね、落ち込んだ気持ちを抑えられる効果が得られるんだって!幸せホルモンってやつ?」
「そうなの……?」
「うん。それでさ、あの爆弾を処理してきて。このままじゃクラス中爆破されかねない」
爆豪「は……!!?」
大丈夫かな、爆発しないかな……なんて思いながらも言われた通り、ぎゅっ、って正面から抱きついた。するとかっちゃんの体がピキピキと硬直していくのがわかる。振り払われるかもしれないと思った腕はそのままに、どちらのかわからない大きな心臓の音が聞こえた。
爆豪「……何やっとんだ」
そうだよね!?うわ、何も考えてなかった。何て答えればいいんだろう
爆豪「ンだよ」
エリカ「えっと、ちょっとかっちゃんに触れたくて……?」
あれ、私……顔が熱いな、変なこと言ったせいかな
エリカ「なんか……小さい頃とは違うね……?」
爆豪「当たりめぇだろ何言っとんだ」
声は穏やかだ……よかった。爆破される心配はなさそう。今更周りの視線が痛いけど、かっちゃんの甘い匂いに包まれてるといるとどうでもよくなってきて……これがハグの効果なんかな……
エリカ「(えっと、いつまでやればいいのか聞くの忘れ……)」
『パシャ』
爆豪「!」
エリカ「え?」
上鳴「……あ、ヤベ見つかった」
耳郎「だから写真はダメって言ったじゃん!」
爆豪「アホ面ァ、テメェ……!!」
上鳴「ちょ、待ってバクゴー!写真送ってやるから……ああああああ!!」
……あ、爆破した
耳郎「心配で見にきたんだけど(あと好奇心で)上手くいったみたいだね」
この後ボロボロになって戻ってきた上鳴くんを見て、上手くいったのかは疑問だけど……かっちゃんの顔は少しだけ穏やかになったようだった。
To be continued......
2018.12.19