体育祭編
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あれから2週間。やるだけやった……!!あとは本番を残すのみ
12.うなれ体育祭
芦戸「やっぱコスチューム着たかったなぁ」
尾白「公平を期す為着用不可なんだよ」
麗日「エリカ今日はポニーテールなんやね」
エリカ「うんっ」
蛙吹「気合、入ってるわね」
エリカ「おうよっ!」
峰田「(張り切ってるの可愛いー…)」
砂糖「予選の種目って何なんだろうな」
常闇「何がこようが対応するしかない」
飯田「みんな!準備はできているか!?もうじき入場だ!」
ついに、入場……!
あのテレビでみていた体育祭に出れるんだ!
峰田「人人人人」
轟「緑谷」
緑谷「轟くん……何?」
轟くん……どうしたんだろう
爆豪「……」
轟「客観的に見ても実力的には俺の方が上だと思う」
緑谷「えっ、う、うん……」
轟「けどお前、オールマイトに目かけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが……お前には勝つぞ」
あっ……
客観的にみたらこんな感じなんだ。
上鳴「うぉー、クラス最強が宣戦布告?」
切島「おいおいおい、急に喧嘩越しでどうした!?」
轟「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ」
緑谷「……轟くんが、何を思って僕に勝つって言ってるのかはわからないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて……大半の人に敵わないと思う。客観的に見ても」
切島「緑谷もそういうネガティブな事言わない方が……」
緑谷「でも、みんな……他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ。」
「私、かっちゃんにも勝つつもりでやるから!」
「君が来たって事を世の中に知らしめてほしい」
緑谷「遅れをとるわけにはいかないんだ。僕も本気でとりにいく」
轟「おう」
爆豪「…………」
みんな……本気……本気なんだ!
『パァァン』
切島「うおっ、ビビった!」
私は掌を合わせた。
エリカ「さぁ、みんな行こう!体育祭!!」
「「「うぉぉおおー!!」」」
飯田「俺の台詞……!!」
「1年ステージ生徒の入場だ!!」
長い長いスタジアムに続く道を歩く。
表情は人それぞれだ
パァァっと光が注がれると花火が上がり、歓声が広がっていく。
「敵の襲撃を受けたにも関わらず……鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!ヒーロー科!!1年!!!A組だろぉぉ!!?」
プレゼントマイク先生の解説が響き渡ると、負けないように深呼吸をした。
緑谷「わあああ…人がすんごい……」
飯田「大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮できるか…!これもまたヒーローとしての素養を身につける一環なんだな」
切島「めっちゃ持ち上げられてんな!緊張するな爆豪」
爆豪「しねぇよ。ただただ上がるわ」
エリカ「うん、テンションしか上がらない!!」
切島「そ、そうだな!(似たもの同士……)」
轟「小桜」
エリカ「はい」
轟「小桜の宣戦布告で火がついた。俺も負けねえ」
エリカ「うんっ!楽しんでいこう」
「話題性では遅れをとっているが、こちらもヒーロー科B組!続いて普通科!C.D.E組!サポート科F.G.Hも来たぞー!!そして経営科I.J.Kー!!雄英1年揃い踏みだぁぁー!!!」
わー、当たり前だけど凄い人数だ。
そしてみんな、ライバル!
「選手宣誓!」
今年の主審はミッドナイト先生。
観客から歓声が上がった。
18禁ヒーローが高校にいてもいいのかと問う常闇君に、イイ!と親指を立てる峰田君はもう無視でいいかな……
「選手代表、1-A爆豪勝己!!」
注目を浴びながら壇上へ上がるかっちゃん。
爆豪「せんせー。俺が一位になる」
「「「絶対やると思った!!」」」
エリカ「あははは!かっちゃんらしい」
「調子のんなよA組オラァ!」
「ヘドロヤロー!」
また飯田くんがカクカクしてる
エリカ「ふふっ」
私は凄いブーイングの中ひたすら笑い続けた。
エリカ「でも、負けないよ!かっちゃん」
画面に表示された『第一種目』の文字
「さーて!それじゃあ早速始めましょう!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ!!」
予選……!
「さて運命の第一種目!!今年は……コレ!!!」
スクリーンの文字が回転して……
エリカ「(障害物競走……)」
「11クラス全員参加のレースよ。コースはこのスタジアムの外周約4km。我が校は自由さが売り文句!コースを……守れば何をしたって構わないわ!」
4km……!!個性で飛べる範囲を全然超えてる…
指3本で100mを、眠らずに飛べるのは10回程度が限度かな……第一種目って言ってたし、3回程度に抑えたいなぁあ
「さぁ、位置につきまくりなさい」
うわっ、人多い……
でも、これを家族も観てる……!!
「スタート!!」
エリカ「んなっ!?」
「さーて、実況していくぜ!解説アーユーレディ?ミイラマン」
「無理矢理呼んだんだろうが」
出口の大きさと人の数が合ってない……!!
これは速攻で使うことになりそう……?
あの距離なら……
エリカ「指……2本!」
緑谷「消えた!?さすがエリカさん……!」
轟「最初のふるい……」
あれ……後ろから冷気が……!!
エリカ「指1本!上に!!」
ひゃー!床が氷で埋まってる……!!
普通に戻っても滑って転ぶ!!
仕方ない……!
エリカ「指……2本!」
轟「やるな、お前」
エリカ「ありがとう!でも、私の個性でここは出遅れちゃいけないでしょ」
後ろを振り返るとA組のみんなは割と攻略していて流石だ。
峰田「轟の裏の裏をかいてやったぜ!くらえー!オイラの必殺ー!……」
エリカ「え……」
峰田くんは何かにぶつかって転がっていく。
『ターゲット……大量』
エリカ「ふおー!」
入試の……仮想ヴィラン……!
しかも少し大きくなってないかい?
うわっ、襲ってきた!
エリカ「先に行きます!指2本……!!ひゃっ寒い……!」
振り返ると後ろのヴィランが凍っていた。わー、めっちゃ大規模!かき氷何個分作れんの!
と、思ったら崩れていった。
あれじゃ他の人は通れない。
「1-A小桜、続いて轟、突破ーっ!!2人の個性強ぇなー!凄ぇなー!」
轟「ゴールまで飛ばねーのか?」
エリカ「いずれは飛んでみせます!」
指4本なんてコントロールできないし、きっとすぐに眠っちゃう。それにまだ競技あるし!
これでも2週間走り込んで眠る回数減らしたんだからね!
「第1関門は余裕ってかー?じゃあ第2関門はどうだー!?落ちればアウト!それが嫌なら這いずりなー!」
エリカ「(ぐぬぬ……!)」
何だこれ!!
いつの間に作ったのこのステージ!!
太い丸太に1本のロープ……
私、高いところ苦手なのに……!!
轟「先行くぞ」
エリカ「あっ!?」
轟くんは氷を使って先に進んでいった。
羨ましいよその能力……!
いや、でもやるしかない!
エリカ「指……3本!!」
「先頭は難無く一抜けして行くぞー!」
あぁもう変な汗かいてる。
綱渡りなんて2度としたくない!
それに、ちょっと個性使いすぎたかもしれない
とりあえず温存……
エリカ「は……何?この看板……」
ドクロマークの看板に地面のデコボコは何!?
「さぁ早くも最終関門、一面地雷源!!」
え……地雷って!
想像してた体育祭と違う
でもこの地雷、よく見たら場所わかる……
エリカ「行くしかない……!」
5秒程先に行った轟くんを追いかける。
爆豪「俺は関係ねぇ!!」
エリカ「おわっ!かっちゃん危なっ!」
爆豪「テメー!宣戦布告する相手を間違えてんじゃねぇぞ!!」
うわっ、目の前でバトルが始まった……!めっちゃ邪魔だ。
って振り返ったら結構みんな来て……
「後方で大爆発ー!!?何だぁー!?あの威力」
エリカ「ふぉぉおお!いっちゃん!!?」
何かに乗って飛んで来たー!!
これは……抜かれる!?
爆豪「俺の前をいくんじゃねぇー!!」
轟「(後続に道作ってしまうが……)」
エリカ「休んでなんかいられない!指……1本連打!!」
「3人が緑谷を追うー!!」
緑谷「(3人の前に出られた一瞬のチャンス……!掴んで、離すな!)」
エリカ「え……まさかそんな……」
『BOOOOM』
爆風……!!!
3人は……!!
エリカ「っ!!」
「さァさァ序盤の展開から誰が予想出来た!?今一番にスタジアムへ還ってきたその男……緑谷出久の存在をー!!」
エリカ「指……3本!!!」
溢れんばかりの歓声に包まれて……
前を駆け抜ける彼を見ていた。
エリカ「凄いよ、いっちゃん……!」
緑谷「ご、ごめんね!?爆風モロだったよね!?」
普段なら人に危害を加えるなんて事をしないいっちゃんが……それだけ必死だって痛いほど伝わってきた。
私だけ後ろに飛ばされて焦ったけど
咄嗟に指3本使って何とかゴールした。
エリカ「だいっじょうぶ!ちょっとビックリしたけど!!全然…!!」
緑谷「顔に砂ついてるよ!?ほんとごめんっ!!」
エリカ「こんなの平気だよっ!それよりいっちゃん1位なんて凄い!私…………うぐっ、ちょっと眠たい…」
緑谷「わあああ!エリカさん!?」
麗日「デクくん…!すごいねえ!エリカも……ってあれ、眠ってる。」
飯田「この個性で遅れをとるとは…やはりまだまだ僕…俺は…!」
緑谷「(どうしよう!!咄嗟にキャッチしちゃったけど、予想外に柔らかすぎてちょっと……)無理」
麗日「デクくん!?」
飯田「大丈夫か!?おい!」
「1年ステージ、第1種目もようやく終わりね。それじゃあ結果をご覧下さい」
1位 緑谷出久(A組)
2位 轟焦凍(A組)
3位 爆豪勝己(A組)
4位 小桜エリカ(A組)
5位 塩崎茨(B組)
6位 骨抜柔造(B組)
7位 飯田天哉(A組)
8位 常闇踏陰(A組)
9位 瀬呂範太(A組)
10位 切島鋭児郎(A組)
11位 鉄哲徹鐵(B組)
12位 尾白猿夫(A組)
13位 泡瀬洋雪(B組)
14位 蛙吹梅雨(A組)
15位 障子目蔵(A組)
16位 砂藤力道(A組)
17位 麗日お茶子(A組)
18位 八百万百(A組)
19位 峰田実(A組)
20位 芦戸三奈(A組)
21位 口田甲司(B組)
22位 耳郎響香(A組)
23位 回原旋(B組)
24位 円場硬成(B組)
25位 上鳴電気(A組)
26位 凡戸固次郎(B組)
27位 柳レイ子(B組)
28位 心操人使(C組)
29位 挙藤一佳(B組)
30位 宍田獣郎太(B組)
31位 黒色支配(B組)
32位 小大唯(B組)
33位 鱗飛龍(B組)
34位 庄田二連撃(B組)
35位 小森希乃子(B組)
36位 鎌切尖(B組)
37位 物間寧人(B組)
38位 角取ポニー(B組)
39位 葉隠透(A組)
40位 取蔭切奈(B組)
41位 吹出漫我(B組)
42位 発目明(H組)
「予選通過は上位42名。」
エリカ「ふにゃ……?」
To be continued......
2018.10.10