USJ襲撃編
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その後も、上体起こし、長座体前屈、持久走を行い、全種目が終了した。
7.戦闘対戦
相澤「じゃあパパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。」
1.八百万百
2.轟焦凍
3.小桜エリカ
3.爆豪勝己
5.飯田天哉
6.常闇踏陰
エリカ「…………」
私は結局、ボール投げと上体起こし、長座体前屈、持久走で平均の結果となり3位になった。
最下位は除籍だと言うことが嘘だと知って、安心して教室に戻る。
麗日「あの子大丈夫かな?」
いっちゃんは保健室かぁ…。
指めっちゃ痛そうだったもんね。
あっという間に放課後になり、お茶子に帰ろうと誘われた。
下駄箱まで一緒に言って、前にいっちゃんがいるのを目にした。
麗日「あの2人も一緒に帰ろっか!」
エリカ「うん!怪我も気になるし!」
麗日「おーい、お2人さーん、駅まで待ってぇー!」
緑谷「麗日さん!エリカい、いや、小桜さんも」
エリカ「え……よそよそしいからエリカでいいよ?」
緑谷「ええ!?!?え、えっと、えっと……」
照れまくるいっちゃんに私も反応困る。いや、嫌ならいいけど……うん、苗字でも。
小さくエリカさんと読んでくれて、いっちゃんにはこれが限界なんやと笑ってしまう。
飯田「君は∞女子!」
∞女子って!
麗日「麗日お茶子です。えっと飯田天哉君に、緑谷……デク君だよね?」
緑谷「デク!?」
そう呼んだのはきっとかっちゃんのせいだろう。
麗日「でもデクって……頑張れって感じでなんか好きだ私」
緑谷「デクです!」
飯田「緑谷君!?浅いぞ蔑称何だろう!?」
エリカ「ふふっ、2人とも面白い」
緑谷「(笑った!?か、かわ可愛いー!)」
飯田「君の個性について聞きたいのだが……」
エリカ「う、うん?いいよ?」
私はひとしきり話した後、いっちゃんに聞いた。
エリカ「かっちゃんと……何かあった?」
私の記憶が正しかったら、かっちゃんはデクとは呼んでなかったはず。
ちゃんと名前で……
緑谷「何かあったわけじゃないんだ。"個性"が出てから余計に……」
エリカ「……そっか」
理由はきっと、私にはわからないんだろうな……。
雄英高ヒーロー科のカリキュラム
午前は必修科目。
エリカ「(え、英語の授業……)」
プレゼントマイクによる英語の授業だ。い、意外……そして答え、わからない。
でも授業が終わったら初めての……!!
峰田「なぁなぁ!オイラとお昼……」
上鳴「俺とお昼行かね?」
瀬呂「俺もいい?」
エリカ「あ……えっと……」
ど、どうしよう……まさかこんなことになるなんて!
麗日「(モテとる)」
葉隠「(囲まれてるー!)」
蛙吹「(どうするのかしら……)」
爆豪「どけモブ共おい、飯行くぞ」
エリカ「あ、はい」
「「「(モブって……!!)」」」
私はクラス大注目の中、かっちゃんにかり出された。
エリカ「うわー!すっごい広いね!」
とても広い食堂に驚きを隠せない。
かっちゃんは何ともない顔をしてスタスタと歩いていた。
エリカ「私お肉食べたいなー!ほんと美味しそう!あ、でも日替わり定食も……カツ丼もある!かっちゃんは何に……って早い!」
私も急いでハンバーグ定食を頼んでかっちゃんの前の席に着いた。
それから、お茶子が家隣だった事を話すと誰だそれと返ってきた。いやいやいやいや!
爆豪「夜飯どうしてんだ?」
エリカ「え…?何か買ってきたり、寝ちゃってたり……」
爆豪「ちゃんと食え。昨日は寝れたんか?」
これは……心配してくれてるんだ。
エリカ「うん!学校楽しくてすぐ寝ちゃってた。ありがとう」
寂しいと言った日も、結局電話に付き合ってくれて優しい所もあるんだよね。
エリカ「土日寂しかったら連絡していい?」
爆豪「家に来りゃいーだろうが」
エリカ「わー、かっちゃん私のヒーローみたい」
爆豪「ああ!?」
エリカ「いや、何でもないです」
「わ~た~し~が~……普通にドアから来た~!」
オールマイトのヒーロー基礎学!
梅雨ちゃんがシルバーエッジのコスチュームねと言ってる。みんな凄い!大興奮!
オールマイト「早速だが今日はこれ」
そう言って出されたバトルという文字に、かっちゃんのキラキラした表情が目に浮かんだ。
オールマイト「そしてそいつに伴ってーこちら!」
ウィーンと音を立ててコスチュームが出てきた!わー!私のコスチュームー!早く見たい!
オールマイト「着替えたら順次、グランドβに集まるんだ」
「「「はーい」」」
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オールマイト「格好から入るってのも大切な事だぜ、少年少女。自覚するのだ今日から自分はヒーローなんだと!」
エリカ「かっちゃんカッコイイね!コスチューム」
爆豪「たりめぇだ!おめーは……スカート短かすぎるだろ」
エリカ「うん。思ったより短くてビックリしてる」
さっきから男子の視線が痛いし、デザインは白と水色でシンプルだけど、どっかの魔法少女というか何というか。
エリカ「あ、でもね胸のリボンを外すと……」
峰田「胸のリボンを!?」
上鳴「外す!?」
ゴンッと音を立てて響香が2人を叩いていた。
エリカ「あははは……」
オールマイト「さぁ始めようか!有精卵共!」
こうして戦闘訓練が始まった。
今回のミッションは、まず2人1組でペアを組み、ヒーローかヴィランに分かれる。そしてヒーローは時間内にヴィランを捕まえるか核兵器を回収し、ヴィランは核兵器を守るかヒーローを捕まえること。
エリカ「(私は……)」
チームFで砂藤君とだ!
エリカ「宜しくね!」
砂藤「お、おう!頑張ろうぜ」
オールマイト「最初の対戦は相手は……こいつらだ!Aコンビがヒーロー、Dコンビがヴィランだ!」
えっと、Aはいっちゃん、お茶子ペアで
Dはかっちゃんと真面目君
エリカ「…………」
オールマイト「他の者はモニタールームに向かってくれ」
私が覚えているのは、いつもかっちゃんの後ろを歩くいっちゃんの姿。
かっちゃん待ってよ!と必死に着いていく後ろ姿。
エリカ「…………」
切島「先生止めた方がいいって!爆豪あいつ相当クレイジーだぜ!殺しちまう!」
オールマイト「いや……妙な部分で冷静ではある。みみっちいというかなんというか……」
そのいっちゃんが……
恐らく勝負の土俵にすら立てていなかったいっちゃんが、かっちゃんに立ち向かっていく様は私の胸を熱くする。
エリカ「頑張れ!2人とも、頑張れ!」
止めにかかる生徒が多い中、声を出して応援した。
蛙吹「エリカちゃん……」
かっちゃんといっちゃんの一騎打ちかと思ったけど、かっちゃんとの勝負よりチームが勝つ事を選んだいっちゃんに軍配が上がった。
かっちゃんが負けた……
しかも相手はいつも後ろをついてきていたいっちゃん……
モニターで衝撃を受けて固まってるかっちゃんに、私は何て言葉をかけたら良いのだろう。
砂藤「これを守ればいいんだな」
エリカ「……そうだね。2人で守る?相手はビーム君と芦戸ちゃんよね」
今私に出来る事は、きっと……
2人から目を反らさない、それだけだ。
エリカ「でもビームブッぱなされたら厄介だし、私テレポートして階段壊してくるね!」
砂藤「……え?か、階段壊す……?俺の方が適任なんじゃ……?」
エリカ「すぐ戻って来るから!」
『ドゴッ!!』
「「「……え?」」」
この後モニタールームでは大騒ぎになったらしい。
瀬呂「あー!入試の時に見せたやつ!小桜、素手でロボ破壊してた」
耳郎「あの細腕にどんな力が……!」
麗日「怒らせたらあかん……」
オールマイト「ヴィランチームWinー!!」
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爆豪「こっからだ!オレはこっから!ここで一番になってやる!!」
かっちゃんは強いと思ってたけど弱いところもあって。いっちゃんは弱いけど強くなろうとしてるんじゃないかな。
エリカ「…………」
明日は私からご飯誘ってみよう!
下駄箱でそんな事を思っていると、教師って難しいなと呟くオールマイト先生の声が聞こえた。
ふふっ、と笑いながら教室に戻ると梅雨ちゃんが心配そうに話しかけてくれた。
蛙吹「大丈夫?エリカちゃん」
エリカ「うん、大丈夫だよ。ありがとう」
麗日「男の因縁……」
エリカ「お茶子、何それ」
よくわからないけど、お茶子の言ってることも的を得ているのだろう。きっと女子にはわからないこともあるんだ。
エリカ「帰ろっか、お茶子」
麗日「うん!」
蛙吹「私もいいかしら?」
「「もちろん」」
こうやって女子で集まって話すのもとても楽しくて暖かい。
麗日「今度エリカの部屋行っていい?」
エリカ「いいよ!その次はお茶子の家で、次は梅雨ちゃん」
蛙吹「いいわね、楽しそう」
麗日「おもちパーティしよう!」
エリカ「私きな粉もちがすきー!」
蛙吹「私はエリカちゃんと爆豪くんのお話が聞きたいわ」
麗日「聞きたいー!」
エリカ「えっ!そんな大した話ないってばー!」
今日はお母さんに連絡を取ろう。
友達ができました。って!
To be continued......
2018.10.03