11.推し
夢小説設定
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忍足「姫さん寝たんか?」
跡部「あぁ」
風呂から上がった後、離れたくないと渋る恵利華を引き剥がせず大部屋で眠ることにした8人。手を繋いだまましばらくすると眠り、気持ちよさそうに寝息をたてている。
真由美「恵利華って眠くなるとこうなんだよね……。跡部、もう手を離して大丈夫だと思う」
跡部「……心配、かけたな」
じっと恵利華を見つめ優しく呟く跡部に真由美も安堵を浮かべる。
真由美「結城さんはどうなったの?」
跡部「テニス部に伝える前に見つけ出して全て白状させた。何もしてねえ」
真由美「……そっか。やっぱり和樹さんが?」
跡部「あぁ。2ヶ月前に一ノ瀬が結城に近付きこの話を持ちかけたそうだ。全身整形し俺たちに近付いた」
真由美「結城さんのお家事業が上手く行ってなかったのよね。そこを狙ったのかな……私たちが氷帝に来てからも様子をみていたのか……」
忍足「そうやろな。真由美達がこっちに来たのは榊監督と和恵ちゃんの執事……ソフィアさんから始まったそうやん」
真由美「そうなんだ……私はてっきり恵利華のおばあ様かと……」
奈央「見回り終わりー!」
宍戸「起きろってジロー」
芥川「和恵ちゃんに何かしたら許さないしー……」
奈央「わぁ、すごい寝言!」
和恵「ジロー寝るなら……ってわぁ!?」
宍戸の背中から降りた芥川はおぼつかない足取りで和恵のもとに歩み寄り、背後から抱きしめた。
芥川「……これはセーフなんでしょ…?」
和恵「アウトだから!なんかもういろいろとアウト……」
お腹に回った腕は優しくも強くがっしりと抱え込んでいる。
和恵「(力強……!)」