10.最善
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10分前に遡る。
モニターを確認し黒服の男達が何かを運んでると感じた和恵は、直感的にそれが真由美だと思いモニター室から飛び出した。
和恵「(ここ2Fだし走ってたんじゃ間に合わない。うちがいる方向の下は……)」
勢いよく窓を開けた先に目標を定めた。
和恵「(うちならいける!)」
たん、と音を立てて窓淵へと足をかける。
和恵「真由美を離せー!」
「っ!?」
和恵の蹴りを真横から受けて倒れる黒服の男。それと同時に残りの男達に向かっていく和恵の動きは早すぎてバタバタと男達が倒れていく。
真由美「和恵っ、」
和恵「目、瞑ってて」
真由美「〜っ」
最後の1人はあっという間に逃げようとする。
芥川「見つけた、和恵ちゃん」
和恵「ジロー!」
芥川「逃すと面倒だからね」
「!!」
挟み撃ちになり、ジリジリと追い詰める2人。
和恵「降参しても許してやらねーから!」
追い詰められた黒服は咄嗟に真由美の元へと駆け寄り……
和恵「……は?」
真由美「……?(何だか頭に当たって……?)」
カチャリと音を立て拳銃を取り出した。
和恵「(あー、それくらい持ってるよね……)」
手を上げる和恵
真由美「(他の2人は無事……?)」
どうしよう、まだ和恵から目を開けていいと言われていない為、ぎゅっと瞑ったままの真由美。
そしてー……
芥川「和恵ちゃん、大丈夫だよ」
和恵「?」
『ドッカーン』
真由美「!?」
銃声が地面に転がり、その隙に和恵が跨り相手を捉える。
恵利華「真由美が居なくなったら私困るの」
そこには目を黄金色に光らせた恵利華の姿があった。
To be continued......
2023.03.20