10.最善
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少し前に遡る。
ここ日本では白葉学園で夜を迎える婚約者達一行。
ノア「あー明日が楽しみですね!和恵が嫁になるなんて夢のようです」
スミス「明日で捕まえるのは無理があると思うぞ」
ノア「随分余裕ですね。何か作戦が?」
スミス「俺たちの手で、と恵利華は言った。だから今最善を尽くしている」
ノア「最善……?」
先ほどから鳴り響くブラインドタッチの音。仕事だろうか?仕事人間そうだしなぁ、とクールな見た目にメガネ姿のメイソンスミスのパソコンを覗き込むと……
ノア「麻生真由美のプロフィールって……」
眉一つ動かさずに書き込む姿に度肝を抜かれた。これが天才の最善だと言う
ノア「……もしかして一目惚れ……とか?」
いや、まさか和恵が横にいてあの子だなんて……そういうとパタンと閉まったパソコンからノアへと瞳を移す
スミス「女は家庭的なのが一番だ」
ノア「あ、そう」
和恵以外に興味ない、そう言いたげな青い瞳はクルクルとワイングラスで遊んでいた。
アレク「発信機が途切れたってのは本当か?」
スミス「ええ、回収はされましたが、今どこにいるのかは把握してます。」
アレク「朝イチで向かうか、ドイツに」
風呂上がりでバスローブ姿のアレク殿下も把握していた。
スミス「移動するでしょうが……。手は組まないと?あの執事とは」
アレク「目的は一緒でも恵利華は1人しかいねぇから手を組むなんて無理だろ。代わりに1人連れてきたぜ」
「俺は和恵を捕まえる為には手段は選ばねえ」
ノア「何ですか貴方は!」
「和恵の兄だ」