10.最善
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恵利華「芥川君、状況は?」
芥川「真由美ちゃんが捉えられて、和恵ちゃんと忍足が助けに向かった。でも恵利華ちゃん体は……」
恵利華「大丈夫」
芥川「…………(ラケットを持ってる事は突っ込まない方がいいかな?)」
キリキリとラケットを持つ手に力が入る。
何やら戦闘体制に入る恵利華を見てそのオーラと視線の鋭さに身震いした。
『シュッ』
芥川「恵利華ちゃん危ない!」
後ろから何か飛んできて瞬時にそれに反応する芥川。ドサッと2人倒れると誰かがこちらに歩み寄ってくる足音が聞こえて心臓の音が高まっていく。
深呼吸をしようと目を瞑ると、その先に黄色のふわふわとした髪が目に入り体を張って守ってくれているんだと伝わった。
恵利華「芥川君、私は大丈夫」
芥川「うん、でも恵利華ちゃんは俺の友達の大事な子だから」
だから、守らせて?
そう言われると何も言えなくなってしまう。
忍足「姫さん!?なんでここに……って読めるわ。大方真由美の事聞いたんやろ」
芥川「忍足!……の足音?」
忍足「足音?」
「Einfrieren! Sie wissen nicht, was mit der Geisel passiert, wenn Sie umziehen?」
忍足「っ、」
芥川「(何言ってるかわからないけど……動かない方がいいのかな)」
忍足「(姫さんドイツ語わかるか?)」
恵利華「(単語程度なら……)」
忍足「(伊達に跡部と長くおらへんな)」
恵利華「(伊達メガネかけてる貴方に言われたくないっ)」
芥川「(あ……この2人って……真由美ちゃんの事に関しては混ぜたら危険って感じだったよね。やっぱり止めるべきだったかなー……でもあの瞳の恵利華ちゃんを止めるなんて俺にはできない……ごめん、和恵ちゃん)」
立ち尽くす3人はそれはそれで都合が良かった。
忍足「(……で、この人なんて言うてるん?)」
恵利華「(動くなって言った。あと人質がどうとか……)」
忍足「(なるほど。真由美の居場所を知ってるんやな)」
恵利華「(私、ラケット持ってる)」
忍足「(場所を吐かせてからな)」
恵利華「Wo bist du?」
「Ich beschloss, es dem Chefkabinettssekretär Russlands vorzulegen, weil es ihm gefiel.」
恵利華「…………え?」