9.罠
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和恵「あのさ、思ったんだけど……」
一目散に色んな部屋のドアを開ける和恵と忍足。
和恵「うちらの行動、現在位置って防犯カメラがあるからバレバレだよね」
もしかして音声だって拾われてるかもしれない、と続ける和恵。
和恵「ちょっと耳貸してオッシー」
忍足「自分、その顔で急に近付かんとってぇな」
和恵は忍足に何かを告げると、2人は違う方向へ勢いよく進み出した。
そして和恵はドイツ語で何かを言い残してパタリと倒れていく。
忍足「(頼むで和恵ちゃん……)」
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真由美「…………」
ここは8畳ほどの一室。ベッドに横たわる真由美は辺りを見渡すも窓しかなく……
真由美「(みんなは……まだ作戦会議中かな?それにしても……)」
この甘い匂いは……思考を巡らすものの、いまいちクリアにならない頭の靄に違和感を覚える。
まるで脳の働きをブロックするような…………確か、ジフェンヒドラミンには、脳を覚醒させる働きのヒスタミンという物質をブロックする作用があり、それによって眠気を誘う仕組み……もしかして
真由美「(眠っていたのではなく眠らされてた……?誰に……?)」
未だモヤのかかった思考回路にぶんぶんと首を振る。
真由美「(追手が?いやそんなワケない、まだ出発時刻ではないし、協力者はお互いの執事やパートナーのみ……ここに手が及んだとは考えにくい……あー!考えにくい!頭!1008Σ[n=1~∞](n^5)/(e^(2πn)-1)=……2!よし、少し晴れてきた)」
ゆっくりベッドから降りた真由美
真由美「(足取りも大丈夫!だけどこのまま外に出て大丈夫……かな?)」
ドアに耳を傾けると誰かの足音が聴こえてくる。
真由美「(こっちに……向かってる)」
To be continued......
2022.03.25