9.罠
夢小説設定
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奈央「あれ、この部屋……窓が……?」
この部屋には天上に近いところに小窓が3つ
奈央「跡部、みんなで寝るつもりじゃった?ベッド8つあるけど!」
和恵「…………」
跡部「おい和恵、そんな目で見るんじゃねーよ。ベッドルームは4部屋取るつもりで……」
奈央「4部屋ってどう別れるつもり!?」
跡部「あーん?んなもん俺と恵利華以外は好きにすれば……」
和恵「跡部のあーん久しぶりに聞いたわ」
忍足「跡部と奈央ちゃんの言い合いも久々やなぁ」
部屋に入った一同は椅子の代わりにベッドに腰をかけて一息つく。
和恵「アンタ、いつまでそこに立ってんの?」
ドアの前に立つ跡部は怪訝な表情を浮かべていた。
恵利華「……景吾?」
跡部「いや、何でもねぇ。半日後に発つと言ったな。その理由は……」
『ガチャ』
忍足「今跡部鍵閉めた……?」
跡部「俺じゃねぇ」
恵利華「中に入ったら自動で閉まるタイプとか……?」
和恵「内側に鍵あるから問題ないと思うけど、窓が小さいの気になるし開けたいけど届かな……」
和恵が言いかけたその時、部屋の四隅から煙が吹き出した。
跡部「内側から鍵開かねーぞ」
恵利華「え……煙……?」
跡部「っ、吸うんじゃねぇ!」
恵利華「っ、けい……ごめ……」
跡部「!」
パタリと倒れた恵利華
宍戸「んだよ、これ…………くそっ、」
奈央「りょ……う」
膝をつく宍戸もそのまま床に倒れ、横にいた奈央も倒れていく。
和恵「(睡眠薬……!?)」
跡部「(あぁ十中八九そうだろう。恵利華の脈は安定している)」
芥川「(逃げないと!亮と奈央ちゃんは俺に任せて)」