7.来訪
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「何、ジェット機……」
「着陸するわね……」
「ウィリアムズ……って書いてるわ」
「後は…… メイソン……え」
和恵「……来たか」
真由美「ど、どうしよう……」
恵利華「出迎えましょう」
真由美「で、出迎えちゃうんだ……」
卒業証書を片手に、校内も何やら騒がしくなってきた。
和恵「真由美、大事な物持ってきて」
真由美「うん……」
一度部屋に戻ると走る真由美の後ろ姿を見て、私も…と足を進める恵利華。
和恵「うち、迷ってる」
恵利華「…………」
和恵「……兄ちゃん、敵に回したら......」
恵利華「私は、貴女のお兄さんは怖くないけれど……」
和恵「…………」
恵利華「何かに拘束されてるのね」
和恵「……っ、迷ってるのもうちらしくないよね。けどさ……」
恵利華「大事な人の事は悩んで当然だわ」
だからあの時、氷帝学園を抜け出して1人家に帰ったのかと合致した。
和恵は自分の感情をあまり話したがらない。けれど3人には解るようになっていた。
和恵「ソフィアは、始め兄ちゃんの世話係だったんだ。けど……」
奈央「和恵!恵利華!ジェット機着いたよ!行こう!」
恵利華「和恵ちゃん、これだけは言っておくね」
和恵「えっ……」
恵利華「何かあれば、私達がついてる」
和恵「……!!」