7.来訪
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奈央「……拓斗」
拓斗「っ、奈央!どうして……」
奈央「まだ婚約解消されてないみたいで、入れた」
ざわざわと男子校舎内が揺れる。
探したよ、と木に登っている奈央はニッコリと笑って話しかけた。
奈央「もう一度、お礼が言いたくって」
拓斗「…………」
奈央「拓斗はウチよりしっかりしてるし、生徒会長になるくらいだし?頑張ってなんて言わないけどさっ」
拓斗「奈央、俺さ」
奈央「…………」
拓斗「諦めねーから」
奈央「…………え」
拓斗「まず生徒会長になって男女別れてるこの状況を変える。変えても、いくらお嬢様がたくさん居ようが俺は靡かねえ!奈央が好きだって言うのは変わらない!だから……」
奈央「……えーっと」
拓斗「俺はここでもっといい男になって……奈央を諦めねえ!!」
「拓斗……すげー……」
「俺も花並ちゃん諦めねえ!」
奈央「な、なんか盛り上がっとる……!」
拓斗「あ、そうだ奈央……奴らの動きは掴んでるんだろうな?」
奈央「大方はね。……でも」
『バリバリバリバリ……』
奈央「ジェット機が……3機……」
拓斗「思ったより早かったな」
奈央「いや、早すぎじゃろ……」
拓斗「行くんだろ?」
奈央「もちろん!」
「奈央さんどちらへ?」
奈央「卒業旅行?」
拓斗「ははっ、土産宜しく」
天に拳を突き上げて行ってくる!と叫んだ奈央はもうこの場には居なかった。