6.憂い
夢小説設定
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跡部「結城が帰った……だと?」
「た、体調不良って言ってました……」
跡部「……クソッ」
「あ、跡部さん……結城さんと付き合ってるって本当ですか?」
跡部「…………」
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奈央「…………」
拓斗「……そのしかめっ面やめろ」
白葉学園玄関前には10人程のSPに囲まれ、その中心にいる奈央は呆然と立っている。
奈央「これってデートなの?」
拓斗「デートだろ」
奈央「いやいやいやいや!逆にさ!言うけどさっ、これでデートなんて言ったら即振られるから!何この鳥籠の中の鳥の感じ!全然楽しそうじゃないから」
拓斗「……奈央はデートとかした事あんのかよ」
奈央「…………よ」
拓斗「……え?」
奈央「あるよ!!すっっごく楽しいやつ!!」
拓斗「……っ、来い!!」
奈央「あ!ちょっと……!!」
『和恵さんと入籍したら……ですか?まぁ2人のライフスタイルもありますし当面は別居婚になるでしょうね。』
和恵「……」
『子ども、ですか。僕は子ども好きなので出来ればたくさん……え、具体的な人数ですか?参ったな、あはは』
和恵「…………」
ソフィア「和恵様、紅茶のご用意が出来ました」
部屋でぼんやりとテレビを観ていた和恵は青ざめていた。
和恵「なんかさ」
ソフィア「はい」
和恵「勝手に婚姻届出されそうで怖いんだけど」
カチャ、と音を立てて紅茶が置かれた。
和恵「NYなんかはさ、裁判官の承認があれば15歳でも……」
ソフィア「させません」
和恵「……え、ソフィア?」
ソフィア「私がさせません」
和恵「あ、ありがと……」