5.困惑
夢小説設定
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和恵「どういう事!!?うちそんなの聞いてないんだけど!!!」
テレビ画面から繰り返し何度も何度も伝わってくる情報に、自分達の処理が追いつかない。
『中宮和恵さんはお母様とお兄様がモデルで活躍してることもあって、お相手がハリウッドで今大注目を浴びてるノア・ウィリアムズさん(26)ですか。お似合いですね!』
和恵「誰だよ!いや、知ってるけど!!前に少し共演したけど!!!」
奈央「共演したんだ……」
『麻生真由美さんはメイソン・スミスさん(31)。彼は最年少でハーバード大学を入学し、IQが250の秀才で有名ですね!真由美さんも秀才だと聞いてますしこちらもお似合いですね』
真由美「うそ……」
奈央「小春より頭良いんか!」
和恵「いや、今そこじゃないから」
『須王恵利華さんは、なんとアレク王子(18)ですか!お父様の総資産が7兆円を超えた事で有名ですね。いやー、シンデレラガールの誕生ですね』
恵利華「…………」
『パリンッ』
奈央「うおっ!セーブルのカップが割れた……!」
和恵「そりゃ割れるわ」
真由美「どうしてこんな事に……」
講堂で唖然とする4人とは反対に学園は盛り上がりをみせている。
一ノ瀬「お嬢様!!」
珍しく音を立てて執事がやってきた。
一ノ瀬「ご無事ですか!?」
和恵「いや、無事じゃないよ?」
奈央「フリーズしてらっしゃる」
一ノ瀬「お嬢様、お気を確かに!」
真冴「真由美ー!!」
真由美「お兄ちゃん!?」
真冴「真由美は嫁にはやらねえ」
和恵「いつかはやれよー?」
真冴「黙れ愚民」
和恵「いや、あの……ま、いいや」
奈央「めっちゃ口悪い!」
謝り倒す真由美だった。