4.月姫
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忍足「……で俺らはこれって」
向日「サイズがチロルチョコだよな」
バレンタイン当日、結城はご機嫌に教室を回っていたが、テニス部が食堂で集まって食べている事を聞きつけてやってきた。
忍足と向日は親指に満たないチョコを見つめ、跡部との差に唖然としている。
宍戸「……変なもん入ってるんじゃねーだろな?」
結城「宍戸くんのは入ってないよ」
忍足「のはってなんやねん。誰かのに入ってるやつやん」
結城「うん、入ってるよー!」
鳳「ど、堂々と言いましたね」
向日「面白いから一斉に食おうぜ!」
日吉「巻き込まないでくださいよ」
ゲーム感覚になっている男達。
そしてー……
向日「美味いぜ」
宍戸「普通のチョコだな」
日吉「俺のもです」
鳳「チョコレートですね……」
忍足「……せやな」
おかしいなとお互いの顔を見ると嬉しそうに笑う結城に視線が集まった。
結城「私の愛情がたっぷりと♩」
「「「…………」」」
一瞬で静かになるところが流石だ。
結城「跡部くん、それ食べてデートしよ?それとも恵利華さんとのデートの思い出が消えちゃうから嫌って言う?恵利華さんとどこに行ったのー?」
跡部「…………」
忍足「跡部……姫さんとデート行ったっけ?」
宍戸「俺は知らねえ」
日吉「聞いた事ないですね」
向日「幸村としか行ってねーんじゃね?」
跡部「!!?」
結城「おーい、跡部くーん?」
忍足「これ以上傷口をえぐらんとってくれるか」
跡部「デェズニーランド……」
忍足「それ、みんなで行ったな。楽しかったな」
日吉「他の先輩方は行ってたんですね」
結城「行って、ないんだ……」
宍戸「こいつにまで哀れな目でみられてるぞ跡部」
跡部「ディナーくらいは何度か……」
忍足「お、おう。せやな」
芥川「跡部は毎日恵利華ちゃんとデートしてたでしょ。跡部とテニスしてる時の恵利華ちゃん、幸せそうだったC~」
忍足「めっちゃ良いこと言うやん」
結城「そうなんだ……」