4.月姫
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結城「おかえりなさーい!メリークリスマス!」
向日「一瞬恵利華かと思っちまった。」
合宿から戻った氷帝テニス部員達は久々に会った結城にハッとさせられた。
日吉「結局、恵利華さん達居ませんでしたね」
鳳「会えると思ったんだけど…」
芥川「…………」
やはり夏から会っていないのはキツイのか元気がないように思える。
それに……
宍戸「ジローのやつ、帰り丸井と話してから変じゃね?」
向日「何かあったか?」
心配そうに見つめるが話したがらないジロー。
鳳「俺、聞いちゃったんです。丸井さん彼女できたって」
宍戸「!」
向日「そっか…」
鳳「芥川先輩はそうなんだと言ってました」
バスの扉が開き、大歓声が聞こえてくる。夏の大会もこうだったなと懐かしい。すると今まで大人しく座っていた忍足が立ち上がり1番にバスを降りようとする。
忍足「俺は信じとるから関係ないわ」
1ヶ月前、真由美と交わした約束を決して曲げないとバスを降りていった忍足。その後ろ姿がやけに頼もしく待ち構えていた結城にも目もくれず部室へと向かって行った。
向日「侑士……」
宍戸「カッケーな」
跡部「やっと家柄も関係なく覚悟を決めやがったか、忍足」
クククと笑う跡部は楽しそうだ。
宍戸「(家柄……)」
鳳「どうしましたか?宍戸さん」
宍戸「アイツが気にしてねーんだから、気にしたってしょうがねえよな!」
鳳「はい!その意気です!」
日吉「どの意気だよ」
同調していない日吉にはわからない。
向日「ジロー、降りるぜ」
芥川「和恵ちゃん……笑ってるかな」
向日「……っ」
何て声をかけていいかわからない向日。そこへ前からスタスタと近付いてくる足音に顔を上げた。
跡部「4人は一緒なんだ。大丈夫だ」
芥川「会いたいな……和恵ちゃんに」
跡部「俺もだ」
向日「だな。きっとスゲーキラキラしてんだぜ!」
芥川「うん!俺、頑張るC~!」
結城「あたしも頑張ってケーキ作ったんだけど」
芥川「いらないC」
向日「スゲー……ジロー…」
芥川「だってキミは恵利華ちゃんじゃなから」
結城「っ!」