3.無垢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ここは給仕室。
執事がお嬢様のお世話をするのに使う部屋だ。
一ノ瀬「(お嬢様の朝食は何がいいか……。最近少しお痩せになってるから体力がつく……)」
「和樹さん!!!」
真由美の執事や和恵の執事も思わずビクッとなる声量だ。
一ノ瀬「(機嫌が悪いな。もうすぐあの日か…?いや少し先だったような…)どうかしましたか?お嬢様」
恵利華「どうして立海に?彼らに会ったの?」
一ノ瀬「おや、私に興味がでてきましたか?」
恵利華「~っ、勘違いしないでください。私は貴方に興味はありません。」
一ノ瀬「それは残念です」
恵利華「残念って……貴方、私の事……」
一ノ瀬「あの時は、そう言うしかなかったんです」
恵利華「……え?それってどういう」
「恵利華お嬢様」
恵利華「あ、はい……失礼しました。給仕室で……えっと和恵ちゃんの執事の」
「ソフィアと申します。いつも和恵様がお世話になっております。」
恵利華「こちらこそ。(和樹さんも若いけど、ソフィアさんも20半ばくらいかしら……)」
ソフィア「よろしければオレンジピールを使ったハーブティーはいかがですか?和恵様の庭で採れたものを持ってきましたの」
恵利華「ありがとうございます。いただきます」
ソフィア「良かったら一ノ瀬さんも」
一ノ瀬「私は……」
恵利華「美味しいわ。とても優しい味がする……」
ソフィア「そうですか」
一ノ瀬「私もいただきます」
ソフィア「今お入れしますね」
恵利華「…………(和恵ちゃんにいれたのかしら?)」
一ノ瀬「お嬢様、試合の同行の件ですが」
恵利華「真由美にお願いしてるので結構です」
一ノ瀬「そういうわけにはいきません」
恵利華「…………」