3.無垢
夢小説設定
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恵利華「和恵ちゃんは?」
奈央「少しそっとしておいた方がいいじゃろ」
真由美「~っ、そんな話……ないよ……!!」
奈央「真由美が泣かんでも……」
恵利華「…………」
奈央「恵利華、どこ行くんじゃ?」
恵利華「和樹さんの所です!」
奈央「怒っとる……恵利華が敬語の時は怒っとる……」
真由美「今日、土曜日でよかったね。ゆっくりさせてあげよう」
奈央「和恵、ブン太への気持ちに気付いとったんじゃな…」
真由美「奈央?」
奈央「悔しいよね。切ないよね。ウチ、なんて声かけていいかわからんかった。ほんと力不足じゃけん……」
真由美「でも、和恵の涙には気付いてあげられた。それって凄く気持ちが軽くなるんじゃないかな?」
奈央「そうかな……でも……」
真由美「うん。真由美はそう思うよ」
奈央「真由美、強くなった?」
ほら、お兄さんにも言い返したんでしょ?と奈央。
真由美「氷帝で過ごした時のことを糧にしたいの」
奈央「そっか……そうじゃな!ウチもそうする!!」
タタタと走り出す奈央に行き先を聞かずとも分かる。
奈央「和恵が話したくなるまでウチはドアに張り付いてるけえ!!」
真由美「太陽、眩しいな」
そんなにギラギラに照りつけられたら
きっと涙も乾いちゃうね、和恵……
真由美「みんな、怖い……よね」