1.転校生
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一ノ瀬「どうしたい……随分と抽象的な聞き方だな」
和恵「恵利華は16歳になる。このタイミングで帰ってきたアンタの目的は何となく……いや、誰でも察することができる。」
まぁ当の本人と奈央は気付いてないかもだけどと視線を送る。
和恵「アンタじゃ跡部には勝てない。」
一ノ瀬「フッ……半年離れるという意味をわかってないようだな」
和恵「はぁ?よくわかんないけど、うちらはその半年でここで得れないすっごい絆手に入れたから」
一ノ瀬「そうか」
大人と違って、子供の半年がどれほど長いか……
一ノ瀬「…………」
恵利華「真由美、元気ないね」
真由美「恵利華……。彼ら、名字も知らない真由美達の為に必死で頑張ってくれたよね」
恵利華「えぇ」
真由美「もう……会えないのかな……こんなの……っ、嫌だよぉっ」
恵利華「……っ、私おばあちゃまの所に……」
一ノ瀬「お嬢様、先日も断られていたではありませんか」
恵利華「せめて連絡を……どうして……」
一ノ瀬「(目が腫れてるな……)少し休んでください。寮に戻りますか?」
恵利華「嫌です!」
「真由美様もお休みに……」
真由美「侑士君……みんな……っ、嫌……嫌だよ……」
恵利華「真由美……」
『タタタタタ……』
一ノ瀬「お嬢様!」
まだ中学生の貴女達が、半年離れるという事がどういうことか……
一ノ瀬「わかってねぇよ」