3.無垢
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恵利華「ただいま」
3.無垢
真由美「あ、おかえりな…」
『ドザッ』
目の前に置かれたお土産に真由美はゾッとした。
通りすがった和恵も相変わらずだねと笑っている。
恵利華「真由美に似合うと思って」
和恵「うん、通常運転だね!」
この大量のお土産は全て真由美用だ。するとそこへガヤガヤと大衆を引き連れてやってきた長身の男…。
「真由美ー!会いたかったで」
真由美「お兄ちゃん!」
正規の手続きをして会いに来た真由美の兄、真冴。その光景を引いてみてるのは恵利華の執事一ノ瀬和樹と和恵だ。
真冴「今日はな、真由美にプレゼント持ってきてん……ってなんやこのプレゼントの山は!?」
真由美「あっ、恵利華のフランス土産の……」
真冴「……また恵利華か」
一ノ瀬「貴様、お嬢様を呼び捨てにするなと言ってるだろ」
真冴「……まぁええわ。ほな真由美、日曜日空いてるか?兄ちゃん久しぶりに休みが取れそうで、デートでも……」
真由美「ごめんね、日曜日は恵利華の試合があるから」
真冴「~っ、おい貴様!!俺の真由美からいい加減離れろや!!」
和恵「アンタのじゃないし、どっちかといったら真由美が恵利華の試合に同行するのであって……」
真冴「うっさいわ!」
一ノ瀬「…………」
恵利華「…………」
言葉がでない恵利華、和恵、和樹
真由美「もうお兄ちゃんその辺に…」
見兼ねた真由美が仲裁に入った。
しかし……
真冴「真由美!俺とこのテニス女どっちが大事やねん!!」
和恵「うわっ、こじれた彼女みたいになってる。ウザい」
恵利華「テニス女……?」
一ノ瀬「俺の権限で今すぐ貴様を郊外へ出す。異論は認めない」
真冴「どっちや!?お兄ちゃんやんな!?」