2.秋空
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恵利華「……え?文化祭が中止?」
和恵「だってさ。まぁ元々は外部企業への接待だったけど、恵利華のお祖母様海外でしょ?うちも今ハリウッド行ってるみたいだし」
恵利華「ええ。それにしてもおかしいわね。文化祭っていってもただのパーティーなのに中止にするなんて……」
テラスで紅茶を飲みながらぼんやりと考える。
和恵は空を仰いでいた。
恵利華「和恵ちゃん、最近CMにドラマに出ずっぱりだけど何かあった?前は出たくないって言ってたのに」
和恵「まぁ……苦手なんだけどさっ、特にドラマはね。けど、今はみんなに元気にしてるよーって伝えたくて」
恵利華「(今は……)そっか。きっと芥川くん、テレビにかじりついてみてると思うわ」
和恵「え?ジロー?」
恵利華「(あれ、気付いてないのかしら)」
恵利華の紅茶を飲む手が止まった。
和恵「恵利華もシャルル第2弾でしょ?またフランスで撮影?」
恵利華「ええ。明後日からいって10月頭には放送されるみたい」
和恵「へぇー、公開早いね!」
恵利華「……さっきから何考えてるの?」
和恵「うち、約束守れそうにないなぁーって。文化祭行く約束したんだよね、ブン太と。」
恵利華「そっか。お互い辛いね」
和恵「お互い……」
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「おい、この学園の周りをうろつくな」
腕を組み仁王立ちで威嚇する一ノ瀬和樹。
「やっとの休日に可愛い妹に会いに来たっていうのにそりゃないぜ」
一ノ瀬「会いに来たなら正規の手続きをしろ、真冴」
真冴「相変わらずだな。同級生のよしみだろ?」
一ノ瀬「……まだ会話してもらえないのか」
真冴「もうすぐ1ヶ月だぜ?小さい頃は俺と結婚するって言ってたのによ。そんな大事だったのかよ、忍足侑士」
一ノ瀬「さあな」