2.秋空
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桑原「おいブン太、これ運べって」
丸井「ジャッカルやれよ」
立海では放課後、文化祭もとい海原祭の準備をしていた。
ホスト喫茶をしましょう!と提案したのは赤也で、3年生は受験勉強の傍らJr.選抜に残る者もいて手伝っている。
ブン太達も残ってるのは、今年は何かの記念大会でU-17の大きな大会があり、面々は合宿に召集されるのが決まっているのだ。
勉強しなくて大丈夫っすか?と1番言われたくない後輩に心配される程、熱心に準備をしていた。
桑原「和恵、来るといいな」
アイツなら抜け出して来るだろう!と笑顔をみせる相方にどうだかなーと不安げな表情のブン太。
桑原「来たら来たでよ、えらい人集りになるな」
丸井「…わかりやすくていーじゃね?」
桑原「来てくれならどうでもいいよな!」
愚問だったと作業を続けるジャッカルに、ケーキのレシピを考えるブン太。
頼まれた作業は結局ジャッカルがやっていた。
仁王「丸井、クラスの女子が探しとったぞ」
丸井「俺今忙しいんだよぃ」
携帯から動画を流し口には駄菓子。なぜか頭に木屑が乗っていて、片耳にはイヤホン。
その状況にほう、と返事をするとバツが悪そうに何の用だよぃと動画から仁王へと視線を向けた。
仁王「……和恵の動画、丸井だけで再生回数100回は超えとるのう」
丸井「あいつ、ドラマにも出てんだぜ?台詞棒読みだったけどな!」
仁王「そこがまた可愛いのう。そういや、幸村はテレビによく話しかけてるらしいの」
桑原「おいそれ大丈夫じゃねえだろ!?」
ゴンっと運んでたテーブルを落とすと足の上に落ちて悶絶するジャッカルに、冗談だと告げた。
切原「和恵さん、携帯も変えたんスかね?全然繋がらねー」
仁王「氷帝の宍戸が言うてたじゃろ?没収されとると」
切原「ほんと酷いっスよね!俺ならキレそう」
仁王「単純に俺らとは住む世界が違うんじゃろ」
桑原「おい、仁王……」
丸井「…………」