12.遠足~エンジョイ注意報
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こちらは喫茶店にいる跡部達
跡部「恵利華、この後行きたい所はあるか?」
恵利華「行きたい所……」
お望みの限定スイーツを平らげ満足そうな恵利華
恵利華「テニスコートとか…あるかな?」
真由美「さすがにないでしょ!」
恵利華「夢の国なのに……?」
大人しく会話を聞いていた真由美がツッコんだ
柳「(テニスコート…)」
跡部「次来るときまでには作っててやるよ」
跡部の言葉に忍足は呆れ顔だ
恵利華「ふふ!ありがと…………あら?」
紅茶を飲む手が止まった
真由美「キャー!ミッキー!」
真由美がミッキーパフェから本物のミッキーに目を向けた。
徐々に近づいてくるミッキーに胸が高まる真由美
恵利華「こんにちは」
挨拶に愛嬌たっぷりに腕を振るミッキー
真由美「キャー!キャー!写真ー!」
ギュッとミッキーに抱きつく真由美
忍足がシャッターをきる
真由美「恵利華も早く!」
恵利華「…?」
真由美の勢いに、そっとミッキーの横に並ぶ恵利華
その瞬間……
『グイッ』
恵利華「きゃ!?」
ミッキーに肩をひかれ、思わず驚いた恵利華
真由美「忍足くん、写真…」
跡部「…………。」
真由美「しゃ……し…」
忍足「…………。」
真由美「え……?2人共顔が……」
柳「跡部、忍足、眉間にシワがよっているぞ」
恵利華「あの、ミッキィさん?(肩が痛い…)」
ミッキィが恵利華の声に答える事はない
真由美も不思議そうに組んでいた腕を緩めると、代わりに肩を捕まれた。
真由美「(えぇ!?力が強い)」
恵利華「あの、肩……」
跡部「テメェ、いい加減にしやがれ」
『ヒョイッ』
恵利華/真由美「「え?」」
思わずお互いを見合わした2人。
それもその筈、2人の体は宙に浮いていた。
『タタタタタ……』
跡部/忍足「「な…!」」
柳「…案外速いな」
ミッキィが脱走した。
奈央「あー!いいデータがとれたけぇ」
満足そうにノートを抱え込む奈央
和恵「確かにウケたね~。…あ!奈央、あっちみて!」
芥川「わ~ッ!いっぱいいるー!」
指差した方を見ると、キャラクター達が楽しそうに散歩をしていた。
奈央「あー!あっちにドナリドがいるー!!」
大好きなキャラクターを見つけた奈央が一目散に飛び出した。
『バイーン』
和恵「……ウケる~」
勢い余ってドナリドを吹き飛ばしてしまった奈央。
柳生「大丈夫ですか?」
柳生が思わず手を差しのべた。
奈央「ごめんちゃい!」
奈央もドナリドを起こそうとした瞬間…
『ガバッ』
奈央「…へ?」
奈央は大好きなキャラクターの腕の中
真田「離さんか」
首を横に振るドナリド
宍戸「おいおい、どーなってんだよっ」
必死に奈央からドナリドを離そうとするも、余程強く引っ付いているのか離れない
和恵「………。」
和恵が思わず構えた…
『タタタタタ……』
その横を瞬時に通りすぎたディズニィランドのアイドルミッキィ
和恵「恵利華と真由美…?」
動体視力の良い和恵が見逃すわけがなかった。
和恵「奈央!あんた、自分で何とかできるでしょ!」
そう言い残し、風のように去っていく和恵
丸井「あいつ……速いな」
丸井がその速さに驚くほどだった。
奈央「え…恵利華がミッキィに……?」
奈央の頭の中で和恵が走り去った理由が結びつこうとしたその時……
「かまいたち」
奈央「うぉ!?」
柳のかまいたちによって解放された奈央
奈央「さんきゅ…柳。……恵利華と真由美は…?」
柳「ミッキィとやらに拐われた」
「「「えぇ!?」」」