12.遠足~エンジョイ注意報
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『発車しますー』
和恵「…逝ってきまぁす……」
芥川「和恵ちゃん!?」
カッパを深くかぶり過ぎて、雪だるまみたいになってしまっている和恵。
丸井「大丈夫かよぃ」
ここまで苦手だったのかと責任を感じたブン太
丸井「手、貸せよ」
和恵「……へ?」
丸井「だから、手だって!」
とりあえず手を出した和恵。すると途端に一回り大きな手に包まれた。
丸井「こうしとくと、怖くなくなるんだぜぃ」
和恵「(お、落ち着かんっ)」
芥川「丸井くんズルいC~!和恵ちゃん、俺も!」
すると反対の手を慈郎が握る。
バーを持つ手がなくなった和恵はあたふたしていた。
恵利華「可愛いね、跡部くん」
和恵とは反対に、可愛い風景に楽しんでいる様子の恵利華。
跡部「フッ…」
『ガガガガガ…』
高く登り始めた乗り物に、徐々に恵利華の顔が強張った。
跡部「どうした?」
その異変に気がついた跡部
恵利華「…な…なんでもない」
跡部「……顔、強張ってるぞ」
その言葉に俯いた恵利華。
そして聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で、「高いところから落ちるのが怖い」と言った。
まさか恵利華の弱みを、こんな形で知ることになるとは思っていなかった跡部は少し目を見開いた。
跡部「フッ…仕方ねぇな」
恵利華の肩を持ち『グイッ』と自身に引き寄せた跡部
恵利華「あ…跡部くん?」
跡部「こうしとけばマシになるだろ」
恵利華「…跡部くんの肩ってガッチリしてるね」
跡部「フッ……。落ちるぞ」
恵利華「!」
和恵「う…」
シャ――――――恵利華「キャアアア!」―――――――和恵「うっ…っ」―――――――――――――真田「帽子がっ……!?」『カシャ』バッシャ―ン
後のグループも乗り物に乗る様子。
桑原「真由美…本当にカッパ着ないでいいのか?」
真由美「真由美は…滴るのです」
濡れる気満々な真由美。
忍足の事になるといつもの大人しい真由美とは様子が違う
桑原「(どうしたんだ真由美……)」
柳生「風邪をひきますよ」
奈央「そう言えば真由美が風邪ひいたとこ………みたことないけぇ」
奈央の言葉に一斉に真由美に視線が集まった。
柳「風邪をひいたことがないのか?」
真由美「風邪………うん」
忍足「随分健康的な体しとるな」
奈央「でも胃薬は持ち歩いとるけどね!」
ほら、今日もあるんでしょ?と奈央
真由美「だってみんな苦労かけ…………って!置いてくなぁあ!」
タタタと急いで乗り物に座る真由美。
奈央「よし!みんな写真ピースできるか勝負じゃけぇ!!」
仁王「面白そうじゃの。」
『ガガガガガ…』
やがて上へと登っていく
忍足「(まさか眼鏡飛ばんやろな)」
真由美「忍足くん…?」
宍戸「奈央っ、落ちるぜ!」
奈央「任せんちゃい!」
仁王「俺濡れるんは好まんのぅ…」
桑原「俺、フライングピースだ。」
真由美「きゃぁぁああ!!」
シャ――――――――――――桑原「!?」―――――――――――奈央「Σあ、ウチのデータ帳が濡れる!」―――――――――――――――真由美「カモン!!ウォーター!」『カシャ』ザバーン