11.遠足~バス酔い注意報
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奈央「おめっと!」
真由美「イエイ」
奈央「おめっとサンバー!」
こちらは大宴会と化しているE組のバス車内。
奈央がありがとうと高らかにマイクを上げると、大歓声が沸き起こった。
奈央「やっぱりマイクで歌うのは気持ちがいいけぇ!!」
向日「奈央のやつ、ノリノリだな」
芥川「ねー!いつの間にかカラオケ大会になってるC~」
向日「奈央ー!もっと、歌ってみそ!」
その言葉に反応した奈央は、ピピピとリモコンを動かした。
奈央「えー、じゃあ岳人のリクエストに答えましてぇ!!『チャームポイントは黒い髪』和恵バージョンでお送りしたいと思いまぁす!!」
「「「イェェェーイイ!!」」」
跡部「………。」
奈央「チャームポイントは~黒い髪~!艶々黒髪~ぃ」
「「「奈央/和恵様~!!」」」
真由美「跡部、どうしたの?眉間にシワがよってるよ?」
跡部「い…いや………!(あのバスは…)」
真由美「あー!!見えた!!あれってデェズニーランド!?」
芥川「ほんとだC~!!」
向日「もう着いたのかよ!!」
みんな窓に集まり、デェズニーランドをみた。
奈央「えー!左に見えますのが、本日の行き先、デェズニーランド、デェズニーランドでございます」
「じゃあ、1番オススメなのはー!?」
男子の言葉に、バスガイド奈央はうーんと考え込んだ。
奈央「オススメというより………」
そして何かを思い付いたのか、タタタと後ろの席に戻り、ノートを取り出した。
奈央「ウチ、デェズニー分からんけぇ、取って置きのデータを披露しちゃる!まずは……和恵!」
「「「「!?」」」」
芥川「え~!和恵ちゃんがどうしたの~!?」
奈央「みんな目が輝いとるなぁ!和恵はね、あぁ見えてお化け屋敷が苦手じゃけぇ!!」
「和恵様が!?」
「なんていうか……っ」
「「「可愛いー!!」」」
騒がしくなった車中
跡部「意外だな」
向日「な!真由美とか苦手そうなのになぁ」
真由美「……」
向日の言葉に俯く真由美
奈央「真由美も苦手じゃけぇ」
真由美「うう…」
「(どこまでも守ってやりてぇ…!)」
「(可愛い…!可愛すぎる…っ!!)」
「奈央、恵利華さんは…?」
男子の言葉に、顔つきが変わった。
奈央「恵利華のデータをそう易々と発表できん!」
真由美「(真由美のはついでみたいに発表したのに……)」
奈央「これ以上、誰かさんみたいに恵利華を狙う奴が出たら面倒じゃ」
「「「(誰かさんってまさか……)」」」
跡部「データなんかなくったって、俺様には関係ねーんだよ」
「「「(無理だ…!絶対敵わない!)」」」
芥川「あ!着いたC~!」
奈央「まぁ、待ちんしゃい、デェズニーは逃げないって…」
真由美「あ!恵利華発見!………男の人と話してる…?」
奈央「な!……………恵利華ー!!」
『ドドドドドド……』
「「「「……。」」」」
跡部「……あいつは…」