11.遠足~バス酔い注意報
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綺麗に晴れ渡る空。真由美と和恵は嬉しそうにバナナを分け合っていた。
真由美「あ!ねぇ、恵利華。真由美、デェズニーの雑誌買ったんだ!バスの中で見ない?」
和恵「残念だね~真由美!バスは組ごとだから!」
綺麗に並んでるバスを指差した和恵。
早く乗るぞと恵利華を引っ張った。
恵利華「じゃあ、あとでね!」
奈央「あっちに着いたら一緒に回るけぇ、待っとってよ」
和恵「了解!」
そしてバスに乗り込んだ和恵と恵利華。
真由美「バナナ、バナナケースに入れて…っと!よし!しゅっぱーつ」
奈央「お!向日!一緒に座ろうぜ!」
真由美「おおい!待てぃ!」
真由美も慌ててバスに向かった。
【A組バス】
「恵利華さん、俺と一緒に……!」
「いや、僕とっ……」
「和恵様ー!」
「和恵様の為にお菓子を作って参りましたわ!」
「わたしだって!」
恵利華「わー…凄い!」
バスの前で列を作る生徒達
和恵「あの…退いてくんない?」
「「「失礼しました!」」」
和恵の言葉に一斉に道を作るクラスメイト
凄いなぁと関心してふんわりとしてる恵利華を連れて後ろの席に座った。
こちらはEクラス。
真由美「A組凄いな」
真由美がバナナを手に持ち、大丈夫かと様子を伺っている。
「跡部様ー!」
「私、跡部様と隣に座りたいわ!」
「私もッ!」
真由美「ここにも同じ光景が…」
そして奈央の方を振り返ると、男子生徒に囲まれる
「奈央!俺と座ろうぜ!」
「俺話があるんだよ!」
「俺の隣来いよ!」
奈央「え…俺、向日と……」
「「「はぁあ!?」」」
真由美「(奈央の人気も凄いな)」
とりあえずバスの前に立ち、周りを伺う
「真由美ちゃん、荷物持ってあげるよ!」
真由美「え……あ…ありがとう」
「あの、よかったら俺と一緒に座らない?」
「(あいつ抜け駆けを…)お…俺もっ」
真由美「え…でも……」
思わぬ誘いに困惑する真由美
跡部「おい、真由美」
真由美「え…あ……跡部?」
跡部「行くぞ」
携帯を閉じるとバスに向かって歩き出した跡部
真由美「う…うん?」
タタタと跡部の後を追い、バスに向かう真由美。
奈央「おーい!真由美こっちじゃけぇ!」
真由美「奈央!」
奈央に呼ばれ、テニス部5人は1番後ろの座席に並んだ。
【A組バス】
恵利華「(良かった…)」
携帯を閉じる恵利華。
どうやら、跡部に真由美の事を頼んでいたようだ。
和恵「ふんふんふーん」
恵利華「和恵ちゃん、このお菓子食べる?」
和恵「貰っとく!……あ、放ってくれない?」
恵利華「そ~れっ……ナイスキャッチ!」
忍足「……自分ら何しとんの?」
一緒に座ってる筈の和恵と恵利華。
しかし2人は一番後ろの席の両窓側に座っていた。
つまりは真ん中が空いている状態である。
和恵「うち、酔う自信があるし!」
恵利華「私は景色がみたくって」
宍戸「…真ん中座るぜ?」
忍足「姫さん、横失礼するで」
恵利華「どうぞ?」
こうして宍戸と忍足が腰を掛けた。