10.目覚める氷帝・地区予選
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翌日
【地区予選会場】
この日、地区予選会場が震撼した。
「あの黒髪の子、凄い美人!!いや、もう美人なんてレベルを越してるぜ」
和恵「なんか人多いね~」
影では小悪魔ではなく、真珠と呼ばれている和恵。
ふっかけたのは立海のペテン師。
「あのクールそうな女の子……綺麗」
奈央「地区予選……ウチのデータいる?」
伊達眼鏡をかけてる奈央。
綺麗な青色の髪を一つに結んでいる。
そして奈央のデータを覗き込む恵利華。
「顔ちっさっ!それにあのスタイルと顔……」
「美少女だ……!!」
凜とした大きな目をパチクリと瞬きさせる恵利華。
「すげぇ……氷帝のメンバー…」
「あの方々は…マネージャー?」
真由美「恵利華、大会のプログラム貰ってきたよ~」
「あ、あのっプリント落ちましたよ?」
1人の男の子が真由美にプリントを手渡し、それを見守る一同。
真由美「あ、ありがとう」
「「「(天使だ)」」」
そして真由美の笑顔で癒される男達。
和恵「またやったの?」
真由美「またって言わないでよっ」
和恵「じゃあしょっちゅう」
真由美「う~」
恵利華「で、真由美、プログラムは?」
真由美「あ、そうだった!これね~……」
奈央「和恵、そろそろ仁王のところに行かんでもいいの?」
和恵「…迎えに来てってメールでも入れよっと」
「「「………」」」
4人は人の視線を集めるオーラを纏っていた。
忍足「お嬢さんら……ごっつ視線集めとるな」
鳳「あの容姿じゃ、仕方ないですよね」
芥川「………。」
男性陣が心配するのをよそに、4人はプログラムに夢中であった。
そんな中………
「あ…あのっ和恵さん」
和恵「へ?」
1人の男子生徒が和恵に話しかけた。
恵利華「どうしたのかな?」
真由美「さ…さぁ?」
心配そうに見守る2人。
奈央「(まさか……)」
そんな中、奈央は何かを確信した。
「和恵さん、俺と……付き合っ「和恵、アップするぜよ」」
奈央「仁王…」
真由美「タイミング良すぎだから」
「立海の仁王…!」
「まさか…和恵さんと……!?」
仁王「行くぜよ」
和恵「あれ?ちょっと早くない?……ま、いっか。」
「「「いやぁぁぁあ!!!」」」
「ちょっとお似合いかも…」
「ねー!でも、恵利華さんとも…」
真由美/奈央「「そんな事ないから!!」」
「「は……はい」」
恵利華「……?」
忍足「なんやえらい噂流れとるな」
真由美「和恵も恵利華も目立つから…」
跡部「恵利華、アップに行くぞ」
恵利華「うん。あ、樺地くんも行こう?」
樺地「ウス」
『スタスタスタ…』
宍戸「俺らもそろそろアップ…」
奈央「ちょっと待って!ウチ、トイレ行ってくるけぇ」
宍戸「早くしろよ」
忍足「俺らも行こか?」
真由美「う…うん」
『スタスタスタ……』
向日「……あいつら、今日地区予選なの忘れてねぇか?」
鳳「仕方ないですよ。その気持ちわかります。」
日吉「あの人達程、テニスを楽しそうにする人、見たことありませんしね」
向日「……そうか?」
鳳「試合をすれば、向日先輩もわかりますよ」
芥川「(和恵ちゃん……)」
向日「ジロー?」
芥川「何でもないC~」
向日「……?」