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跡部「寝て起きたらここに居た…だと？」



真由美「は…はい（ここ怖いよ……なんでこんなに睨まれてるのさ）」



恵利華「………。」



跡部「ふざけるな！真面目に話せ」



真由美「ま、真面目に話してるもん」



忍足「せやけどな、そんなん信じられるわけないやろ？それに、何で俺らテニス部レギュラーだけ知ってんねん」



真由美「そ…それは…」



宍戸「こいつら…跡部のファンなんじゃねーの？それでわざわざここまできたんじゃ…」



和恵「別にファンじゃねーし」



向日「じゃあ何なんだよお前ら」



いつの間にか殆どの生徒が登校し、教室の窓からみている生徒や、テニスコートの外で立ち止まってる者。

そして…



「お前達、一体何をしている」



奈央「あ…あれは…」



跡部「監督、こいつらが…」



教師達もその様子を伺っていた。
　





榊「君達は他校の生徒だろ？今すぐここを出て行け」



真由美「………。」



和恵「一つ聞いてい？」



榊「なんだ？」



和恵「ここって…東京？」



榊「何を言っている」



跡部「わけのわかんねー事言ってねーで、さっさと自分達の学校に戻りな」



奈央「ウチら戻れなから…「キャッ」…真由美！？」



他の教師にグイグイと腕を引っ張られる真由美。



教師「早くこの学園から出『パコンッ』！？」



テニスボールが、教師の顔ギリギリの所に飛んできた。



真由美「恵利華…」




恵利華「………。次は顔に当てますよ？」



教師「お前っ…！」



跡部「（あいつ一瞬…顔付きが変わりやがった）」



教師「そんな事をして…！！『ガシッ』っ！」



奈央「やめときんちゃい。恵利華のコントロールは百発百中じゃけぇ、それより女の子の腕を引っ張るなんて…大人がすることじゃないけん」







教師「っ…！早く出て行きなさい」



和恵「そうしたいのは山々なんだけどさ…。あ、ねぇ榊監督」



青い瞳が真っ直ぐと榊を捉えると、フッっと視線を落とした榊。



和恵「さっきの質問の答えは？」



榊「お前達、分かっているんだろう？ここは東京だ」



跡部「（何であんな質問を…）」



忍足「自分ら、はよ学校戻った方がええで」



真由美「忍足くん…っ…」



真由美の瞳には涙が



恵利華/和恵「…………。」



奈央「………。もう何も…隠す事ないけぇ！」



真由美「な…奈央！？」



宍戸「何だよ…でけー声だして…」



恵利華「真由美、あっち」



テニスコートの反対側を差す恵利華。



真由美「……へ？………。…あ、忍足くん、ラケット貸して」



忍足「な…何言う「貸して！！」」



忍足からラケットを借りると、真由美は反対側のコートに立った。