―真由美side



みんな凄い練習量…。


和恵は立海にいるけど。



真由美「あ、恵利華、ヒヨと試合終わったの？」




恵利華「うん、6ー0」



あらま。圧勝だね
もう調整しながら試合する必要もないしね。



恵利華「……じゃあ跡部くんと練習してくる。」



そう言って恵利華は試合後にも関わらず、跡部のとこに練習しに行った。



跡部「おい、樺地、ジローを連れてこっちのコートに入れ」



樺地「ウス」




あ、なんか試合するっぽいな……




奈央「宍戸はやっぱりダッシュが凄いね！」



宍戸「お前、試合中邪魔になるような事はするなよ」



奈央「もー！宍戸ってばツンデレじゃけぇ」



宍戸「はぁ？ツンデレ…？」



その会話を聞いて、私は思わずヒヨを見てしまった。



日吉「……何か用ですか？」



真由美「し…試合、お疲れ様！」



日吉「…………。」



真由美「う……」



何か言ってよぉ！



日吉「恵利華先輩と試合して……入学前の気持ちを思い出す事ができました。」



真由美「入学前の……気持ち？」



日吉「では練習があるので。」



あれ？今ちょっと…笑った？



忍足「天ちゃん、何してるん？」



真由美「わわっ！忍足く…」



忍足「人の心配ばっかしてるんか？」



真由美「だめかな？」



忍足「まぁ、性分か」



そんなこんなで私達は順調に練習しています。



和恵は大丈夫かなぁ…







その頃、和恵は………




「キャー！！誰！？あの美少年」



和恵「！？」



「綺麗ー……」


「どこの学校の方かしら…」



和恵「～っ！仁王！」



仁王「似合ってるぜよ、その格好」



和恵「だから、なんで男装しなくちゃいけないのさ！」



和恵はワックスで立てた髪の毛に触れた。



柳「仕方ない。お前が来ることで騒ぎになるからな。」



「｢キャー！こっち向いてー！！｣」



丸井「だー！！もううるせー！！」



桑原「いつもの5倍うるさいぜ……真田がいない事をいいことに…」



和恵「(耳栓耳栓っと)………よし、練習しよう！」



切原「あー！！和恵先輩ズルいっスよ耳栓っ」



仁王「赤也、おまんまで騒ぐんじゃなか。練習しんしゃい。丸井とジャッカルは俺達の相手をしてくれんか？」



丸井「いーぜ！相手してやるよ！……ジャッカルが」



桑原「お前もだろ」



和恵「(ウケるし、この2人)」







こんな日がしばらく続いた。

明日はいよいよ地区予選だ。