09.ダブルスのterritory
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
―真由美side
恵利華…
朝練頑張ってるね。
世界一だもんね!
私もトレーナーの勉強頑張るよ!!
でも、今はミクスドのことを考えよう
あ、
真由美「忍足くん……お…おはよう」
忍足「天ちゃん、おはようさん。和恵ちゃん知らんか?」
え!?和恵!?
忍足「ミクスドのことで随分悩んでたからなぁ」
真由美「そ…そのミクスドの事で…話が!!」
忍足「…なんや?」
真由美「(勇気を出すんだ!真由美っ!)私が……向日くんの代わりになってはいけませんでしょうか?」
忍足「お嬢さん……飛ぶんか!?」
真由美「(えぇぇえ!?)そうじゃなくて…!」
和恵「忍足、次の授業始まるよ~」
恵利華「忍足くん!はい、荷物。……あ、真由美、授業始まるよ?」
忍足に教科書を手渡した。
真由美「え!?もうそんな時間…?」
『タタタタ……』
和恵「時間忘れる程、何考えてたんだろーね」
恵利華「……あ(もしかして……)」
携帯を取り出し、誰かにメールを打つ恵利華
和恵「あー…音楽今日からピアノかぁ…」
宍戸「んで男がピアノなんて弾くんだよ」
忍足「宍戸は音楽苦手やもんなぁ。お嬢さんらは弾けるんか?」
和恵「うちらの学校ピアノ・バイオリン・歌は基本だしね~(入学試験にもあったし……)」
忍足「(音楽学校か…?)姫さん、先生くるで」
恵利華「あ、うん!」
忍足「(跡部からメールや……珍し)」
奈央「俺……天才的だし!!」
バンッと自分が描いた絵を見せる奈央。
芥川「わー!奈央ちゃん絵上手いC~」
奈央「じゃろ!?」
美術の授業で絵を描いてるE組
向日「確かに上手いぜ!でもよ………なんで和恵の絵なんだよ」
目の前に真由美がいるのにも関わらず、和恵の似顔絵を描いた奈央
奈央「だって真由美とか描くのつまんないし」
真由美「え!?和恵の絵描いてたの!?」
今までじっと座っていた20分はなんだったのだろうと真由美。
芥川「真由美ちゃんの絵見せてよー!」
真由美「だ…ダメ!!」
バッと絵を遠ざける真由美。
跡部「……ククッ」
真由美「え…?わぁー!」
後ろを振り向くと真由美の絵をみて笑う跡部の姿が
跡部「……何だそれは」
真由美「ひ……人…?」
向日「いや、植物だろ!」
真由美「違うもん、奈央だもんっ」
奈央「お……俺ぇ!?」
凄い勢いで振り返った奈央
芥川「…………。」
跡部「…………。」
真由美「だっ……だから見せたくなかったの!」
真由美は思わず赤面する。
「(エンジェル超可愛い…)」
「(守ってやりてぇ…!!)」
奈央「(エンジェル隊2名追加……っと)……あ!宍戸ー!」
教室の窓を勢いよく開き、廊下を通る宍戸に声をかけた。
宍戸「うお!……何だよお前、いきなり…」
奈央「ねー、俺とダブルス組んで」
宍戸「はぁ!?」
和恵「あんた、ドストレートすぎ」
和恵に続き、忍足と恵利華も廊下を通る。
どうやらA組は終わったようだ。
奈央「こういう事はウジウジしててもダメなんじゃって!」
奈央の言葉に反応した真由美。
しかしまだ授業中である為、大きな声は出せない。
先生までメロメロにしている奈央は別にして……
宍戸「ダブルスって何だよ」
奈央「ミクスドて大会があるんじゃって!俺、宍戸とペア組みたいと思って」
宍戸「あのなぁ……」
教室中に聞こえているこの会話に、宍戸は恥ずかしそうである。
そしてチャイムが鳴るとゾロゾロと廊下でお喋りが始まった。
恵利華「奈央、いきなり言ったら、宍戸くんも混乱しちゃうよ?」
奈央「うーん……じゃあ考えといて」
奈央の言葉に信じられないと宍戸を凝視する男子と女子。
奈央の人気は計り知れない。