02. Flying clover
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
跡部「さっさと説明しろ。お前らは何者だ?」
真由美「あ…ここういうのは部長の恵利華が…っ」
バッと恵利華の方を向くと、悲しそうにラケットを抱きかかえ、男子生徒に慰められていた。
真由美「(凄い数…あ!じゃあ奈央は………)」
「奈央さんって言うんですか!?彼女…いや、彼氏は…っ」
奈央「は?何言ってんの?」
奈央に集る男性陣。
奈央「…あ、そのバスケットボールちょっと貸してくれん?」
「え?…あ、はい」
口角を上げた奈央は一目散にリングへと向かっていく。
「……!?」
その華麗なドリブルに生徒達の目は釘付けに。
そしてー……
『ガコーンッ』
恵利華「きゃー!奈央っカッコイー!」
「す…すげー…っ」
奈央「恵利華っ!」
バスケットボールを恵利華にパスすると、恵利華は嬉しそうにボールを握りしめた。
奈央「白学よりは設備良くないけど…なかなかだね」
今のシュートですっかりファンが出来た奈央。
真由美「……(ええい!この際和恵に…「和恵様ぁ~!」)っうぇ!?」
「キャー!和恵様ぁ~!!」
「おい、あの子凄く美人だぜっ」
和恵「あーもううぜぇ…」
頭をポリポリかいている和恵は、生徒達のざわつきを聞き流している。
和恵「確かここ…氷帝学園っけ?」
向日「お前…この学校知ってるのかよ?」
和恵「なんでうちらここにいんのかね?うちの家で寝てたのに……」
奈央「瞬間移動?意味わからんけど」
恵利華「ねぇ、そんな事よりテニスしましょうよ」
真由美「ちょっと!真由美を1人にしないでよっ!さっきから跡部に睨まれまくりなんだから」
ジタバタしている真由美を遠くでみている3人。
和恵「早く説明しーさ!うちらの手を煩わすなっ」
奈央「ウチがしてあげてもいーけど、恵利華の世話で忙しいけぇ」
恵利華「真由美なら出来るよ」
励まされても…と1人思った真由美だが、しぶしぶと事の経緯を話し出した。