08.鏡の中の私達
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奈央「ウチの恵利華がKINGにさらわれたー!!」
宍戸「激ダサな事言ってんじゃねーよ。帰るぞ、長太郎」
鳳「は…は…」
奈央「待ちんちゃい!…宍戸っ!帰りにマクドおごって」
ガシッと宍戸の肩を掴んだ奈央。
宍戸「あ?何で俺がお前にマック奢らなきゃなんねーんだよ!?」
鳳「宍戸さん、落ち着いてくださいι」
和恵「(マクドってもしかして、あの学校帰りにみんなが美味しそうに食べてるあの店…!?)」
どうやら庶民の知識はあるらしい和恵。
鳳「…………。宍戸さん、俺が奢りますから」
宍戸「長太郎……」
和恵「う、うちも…!」
奈央「うわー!寄り道久々!小学生以来じゃけぇ!ほらほら、和恵も行くよっ」
和恵「わー!!」
宍戸「マックで浮かれてるんじゃねーよ」
『スタスタスタ……』
真由美「え!?ちょっと…!!」
向日「何だよあいつら!」
日吉「随分と賑やかになりましたね。…俺もそろそろ帰ります。」
向日「ま…待てよ日吉ー!」
『タタタタ……』
真由美「っ!?(忍足くんと2人きりになっちゃった……)」
忍足「
真由美「行きま……?て、天ちゃん…?」
忍足「いや、なんやあだ名で呼んでほしい言うてたから、さっきから考えてたんやけど……」
真由美「(私の為に……)」
忍足「天使と天パをかけて天ちゃんや。我ながら上手いと思うねんけどな~」
真由美「うん、そうだね。天ちゃん……可愛いっ!」
忍足「気に入ってくれたなら良かったわ!ほな行こか」
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恵利華「このお店……」
跡部「知ってるのか?」
高級店が立ち並ぶ中でも超有名な宝石店へと入っていく2人。
制服なので異様な光景だ。
恵利華「おばあちゃまとよく来たの」
とても中学生に縁がないお店な為、跡部は少し驚いた。
跡部「好きなものを選べ」
恵利華「え、好きなものって……」
跡部「買ってやる」
丸い目をもっと見開き、じっと跡部を見る
跡部「誕生日だろ?遠慮するんじゃねーよ」
恵利華「…でも……」
その時、ふと恵利華の目に飛び込んだリボンの形ネックレス。
その視線に気が付いた跡部は笑った。
跡部「フッ…わかった。ちょっと待ってろ」
恵利華「(え!?わかったって……!)」
スタスタとお店の奥に入った跡部。
恵利華は黙って後ろ姿を見つめていた。