08.鏡の中の私達
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恵利華は跡部が部室に連れて行き、日没が試合終了を告げた。
真由美「恵利華…大丈夫かな……」
奈央「やっぱり、跡部は許せん!」
和恵「もう今更じゃない?それに、恵利華が試合するって……楽しそうだったし!」
奈央「でもっ…!」
和恵「それより…宍戸と鳳は?」
忍足「あいつらはランニングに行きよったわ…もうすぐ帰ってくるんとちゃうか?」
和恵「そ……か。あの2人…落ち込んで……」
宍戸「奈央っ!和恵!」
奈央「え!?何?」
宍戸「また…試合してくれ。…今度は…絶対負けねぇ」
和恵「(心配し過ぎ……か)」
奈央「ははっ…こりゃ大変っ」
真由美「(どこかで聞いたような…)」
鳳「ふふふっ和恵さんっ今度、特訓付き合ってくださいね!」
和恵「うちあのサーブは遠慮したいな~」
奈央「よし!今度ウチが見てあげよう!宍戸っ和恵っ強制参加。」
和恵「汁は勘弁だしっ!!あ!跡部!」
跡部「何を楽しそうに話してやがる」
恵利華を抱きかかえ、みんなの前に現れた跡部。
真由美「良かった……汗はひいてる」
真由美が恵利華に駆け寄ると、気持ちよさそうに眠っている恵利華に、胸をなで下ろした。
忍足「せやかて驚いたなぁ、まさか跡部と打ち合える女の子がおるなんて……それにお嬢さんらは一体……」
和恵「何言ってんの?うちら去年、全国中学校テニス大会で優勝してんぞ!!普通の男子には負けんし!」
「「「全国優勝!?!?」」」
奈央「恵利華はウチらの部長じゃけぇ、強くて当たり前ッ!!」
真由美「でも、恵利華の目標は“世界”なのよね」
和恵「真由美、あんたの夢も大変ね~」
真由美「ふふっ、頑張って勉強するよ!」
忍足「真由美ちゃんの夢?大変って…姫さんに関係あるんか?」
真由美「真由美の夢は…世界一のテニストレーナー!!」
宍戸「世界一の…」
忍足「それって…姫さん………あ、そういうことか」
真由美「……っ、恵利華には内緒だよー」
少し恥ずかしそうに真由美が答えた。