08.鏡の中の私達
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【Βコート】
鳳「いきますよ…一・球・入――」
その時奈央が左に動いた。
鳳「魂!!」
「フォルトっ」
宍戸「(ダブルフォルトか…)長太郎っ落ち着け入ればとれねぇんだ。」
和恵「取らないけどね~」
奈央「おい!」
ゲームカウントが5-3になった。
奈央「あと1ゲーム!!和恵、サーブだぜっ」
奈央からボールを受けとると、ニヤリと笑った。
和恵「ハッ」
タタタタタ…
忍足「和恵ちゃんサービスダッシュか…早いな…」
真由美「和恵はネットプレイが得意なんだよ(陸上もしてたしね)」
宍戸「くっ」
『パァンッ』
奈央「来たね右ストレート。…和恵っ」
和恵のラケットが下がった。
忍足「なんやあの構えは…」
真由美「でるよ和恵の必殺技っ」
和恵「妙技…金魚すくいっ!」
鳳「な…!(ラケットの面にボールを乗せて…回転をかけた…?)」
『シュゥゥウ…』
和恵「夏限定だよっ」
奈央「おぉそれ決め台詞!でも夏限定だと冬はどーすんの!?」
和恵「雪転がしにするとか?」
ボールが小刻に跳ねる。
奈央「(左右ダッシュに疲れて右ストレートに打ってしまったようじゃな。そこには和恵がいるしデータ通り。俺は宍戸を左右に振る)てぇやっ!」
宍戸「っ!コーナーかっくそっ」
和恵「雪転がし…あ、今は春だった!もぉ奈央めー…」
名前は変わっても技は一緒らしい。
ゲームセット。
ゲームカウント6-3
勝者奈央・和恵ペア
奈央「ハァ…ハァ…さて、恵利華は……!」
髪をかきあげ、コートをみる奈央に、黄色い歓声が飛ぶ。
和恵「(真由美は………大丈夫かな)」
心配そうに真由美をみるが、忍足の横で観戦しているのを見て一安心した和恵だった。