08.鏡の中の私達
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忍足「女の子に負けるんは…」
『パァンッ』
向日「っ、侑士!?」
忍足「かなわんなぁ…」
『パァンッ』
日吉「忍足さん…どうしたんでしょうね…」
向日「あぁ…」
『パァンッ』
開始40分。
カウント4-3で真由美が1ゲームリードしていた。
真由美「私を女だと思って試合してたの…。心を無にするだけじゃ……私には勝てない」
『パァンッ』
忍足「それだけじゃ勝てんて事か…」
『パァンッ』
『パァンッ』
忍足「せやったら……
これでどうやー!!」
『パァン』
向日「侑士!?」
真由美「(打球が重くなってきた…)」
芥川「……。」
向日「慈郎…?」
「不甲斐ないなぁ…1年に引っかきまわされて…」
「何か文句があるようじゃねーか。そこの眼鏡」
芥川「忍足……楽しそうだC」
向日「侑士……」
『パァンッ』
真由美「私に負けるようじゃ……氷帝の天才は名乗れないわよっ!」
忍足「誰が負けるかい!!………はァァアアア」
『パァンッ!!』
真由美「っ…」
ゲームセット
ゲームカウント7-5
勝者……忍足
真由美「ハァ…ハァハァ…よかった……」
忍足「っ!……真由美ちゃん大丈夫か?」
真由美「うん。負けちゃった…」
忍足「なに言うてるんや。真由美ちゃん……俺な…」
真由美「勝利への執着…忘れないでね」
忍足「(せや…なんやこの初めての感覚…手がごっつう震えとうわ…)」
真由美「武者震い…だね」
忍足「俺が…か?まさかこれ教える為に…」
真由美はにっこりと微笑んだ。
忍足「……肩に捕まり、歩かれへんやろ?」
真由美「あははは、私ってあんまり体力…!(恵利華は…!?)」
忍足「(なんや……跡部の奴、楽しそうやな)」
真由美「………。」
【Αコート】
跡部「ハァッ!!」
『バァンッ!』
ゲームカウント5-6
跡部リード。
恵利華「(………。今回、勝敗はどうでもいい…。私は…)」
跡部「このゲームをとれば俺の勝ちだ…行くぜっ」
『パァンッ』
日吉「…なんでこんなに長いんだ…」
もう日が落ちかかっている。
樺地「跡部さん…楽しそうです…」
恵利華「(正直体力は跡部くんよりないと思うけど……でもっ!)」
『バァンッ!!』
跡部「っ、いきなりコーナーかよ……ハッっ」
『パァァン』
『ダンっ』
真由美「コードボール!?」
跡部「…チッ…ハッ」
恵利華「……いくよっはっ!!」
『バシッ』
日吉「ドライブボレー…なんて人だ…」
跡部「…やるじゃねぇか」
恵利華「ふふふっ、さぁ…続けようか?」
ゲーム恵利華6-6
タイブレーク
跡部「フッ。まさかタイブレークとはな…いくぜっ」
忍足「やばい…跡部!!姫さん相手やで!?」
真由美「ロブが上がった…くるよ…恵利華っ」
跡部「くらえっ破滅への輪舞曲だ!!」
『バシュッ』