75.さよなら氷帝学園
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和恵「やっぱりあった」
うちの家だ!!!
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宍戸「どこ行くんだよ!」
奈央「とりあえず建物の中に入って、跡部に状況確認じゃ」
宍戸「ここ、入るか」
近くのカラオケ店に入った2人。
奈央「あ、跡部に電話してっ、な、何があったんじゃ……っ」
携帯を持つ手が震えていると、宍戸がそっと手を握った。
宍戸「奈央、俺がついてる」
奈央「亮」
宍戸は奈央の代わりに跡部に電話を掛けると、繋いだ手をそのまま強く握った。
宍戸「何があったか説明しろ!」
『宍戸か。恵利華と真由美がヘリで連れて行かれた。』
宍戸「はぁ!?なんだよそれ連れて行かれたって」
奈央「それは、恐らく家の人?」
『あぁ。恵利華は執事だと言っていた。忍足が言うには真由美は兄に連れて行かれたらしい』
奈央「なんかすごい混乱するんじゃけど漫画の世界に来た、と思ってたんじゃけど」
『それについてはその和樹って男が、催眠だとかぬかしてたな』
奈央「催眠?確かにウチらは和恵の家で眠ってって事はウチらの世界と繋がってたって事か」
宍戸「なら、今帰ったら家族もそのままよかったじゃねーか、奈央」
奈央「それはそうなんじゃけど。和恵、もしかして自宅確認しに行ったのかな?」
『あいつとは連絡つかねえ。恵利華の携帯も切られてるしな』
奈央「跡部、もう一度その時の状況を」
『あぁ。4人で俺様の別荘に居たんだが、急にアイツが現れて』
「お嬢様、お迎えに参りました」
恵利華「なっ!え、か、和樹さん!?」
跡部「和樹!?こいつが……」
「貴方が跡部景吾くんですね。私は一ノ瀬和樹。須王家に仕える執事です」
跡部「須王……だと!?」
恵利華「っ、どういう事なの?説明して」
一ノ瀬「はい。漫画の世界とご自身の世界が繋がっている事は気が付いておられたと思います。それは中宮様のご友人である方にそう思い込ませるようにさせていただきました。」
恵利華「和恵ちゃんの……」
真由美「真冴お兄ちゃん!離して!」
恵利華「真由美!?」
真冴「和樹、何モタモタやってんだよ!行くぜ!」
忍足「真由美!!」
真由美「ゆ、侑士く…きゃあ!」
無理矢理ヘリに乗せられた真由美は窓から外の様子を覗いている。
目には涙が浮かんでいた。
真冴「そんな睨むなよ。元々夏が終わるまでだって言う話だ。まぁ1日早まったのは和樹が……」
一ノ瀬「話すな。そう言うわけで、お嬢様を返していただきます」
跡部「させるかよっ!俺はっ
恵利華「景吾ーーーーー」
跡部「!!」