75.さよなら氷帝学園
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何とか宿題を終わらせた芥川は和恵の帰りを待っていた。
宍戸「真由美達、海に行ってるんだろ?」
芥川「奈央ちゃん、いいのー?」
奈央「何が?」
芥川「跡部と恵利華ちゃんの邪魔してたの」
奈央「あー」
宍戸「確か誰かに言われてだったんだろ?先輩、だったか?」
奈央「恋をすれば恵利華は傷付くから、変な虫がつかないように見張っててほしいって。じゃけぇウチは……でも」
芥川「奈央ちゃんってその先輩が好きなのー?」
宍戸「!?」
奈央「確かに背も高くてカッコよくて、見た目は王子みたいなんじゃけどウチは恵利華のテニス観て楽しそうだと思ったからやってみたんだ。だから……」
宍戸「恵利華のテニスみて……初めて聞いたぜ!」
芥川「だから、だったんだー。跡部良い奴だよ?ねー、宍戸」
宍戸「始めの印象は悪かったけどな!昨日の試合は痺れたぜ!」
奈央「まぁ恵利華も何かあったっぽいし、これはウチが恵利華を守るしかない!って思っとったんじゃけど……恵利華が望まんのだったらその必要もない」
芥川「昨日恵利華ちゃんの跡部を見る目がいつもと違ったC~」
奈央「この半年でよくわからなくなった。」
宍戸「そーかよ」
奈央「和恵遅いなー」
宍戸「もう夕方だな。電話してみろよ?」
奈央「それが繋がらないんじゃ。」
芥川「俺の連絡も既読つかないC~」
奈央「そういえば和恵、今日戻らないかもって。テレビ観てたけど、何か……」
そう言いテレビをつけた奈央
奈央「真由美の病院!!?これってどういう!?」
『Rrrrr......』
奈央「!」
奈央「跡部?なんじゃ電話なんて」
『奈央今どこだ?無事か?』
かなり慌ててる様子に奈央は心臓の動きが早くなっていくのがわかった。
奈央「無事、じゃけど?」
宍戸「?」
宍戸も奈央の表情の変わり様に驚いた。
芥川「え、何このCM!」
宍戸「おいこれって」
『訳は後で話す!今すぐそこから逃げろ!』
奈央「!!?(何かあったんじゃな!!)わかった。掛け直す」
宍戸「おい奈央、今恵利華がCMに出てんぞ!シャルルとか言う……」
芥川「奈央ちゃんどこか行くの?」
宍戸「奈央?」
荷物をまとめてる奈央を不思議そうにみる2人。
奈央「たぶん恵利華達に何かあった。跡部が逃げろって」
芥川「え?」
奈央「わからんけど、とにかくウチ逃げる!」
芥川「逃げるってどこへ?」
奈央「わからんけえ、とりあえず逃げて跡部と合流する」
芥川「確かに急にテレビも何か変だ」
奈央「和恵も戻ってこんと言うことは何かあったんじゃろ。じゃ!ウチはとりあえずこの家出るけん」
宍戸「待て」
奈央「え?」
宍戸「俺も行く」
奈央「え……でも危険かもしれんし」
宍戸「尚更1人にしておけねえよ。ジロー、悪いな」
芥川「ううん、和恵ちゃん東京駅に向かったんだよね?何かわかったら教えて」
宍戸「あぁ。ほら行くぜ奈央」
奈央「お、おう!」
『タタタタタ』
芥川「駆け落ちみたいだC~」