75.さよなら氷帝学園
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忍足「跡部、1つ聞いていいか?」
跡部「なんだ?」
忍足「ここどこや?」
海だというのに、誰一人として人はいない。
そして飛行機で連れてこられた忍足に位置などわかるわけがなかった。
跡部「俺様のプライベートビーチだ」
忍足「せやから」
もうええわと忍足。
恵利華と真由美は水着に着替え中である。
跡部「恵利華の水着姿を他の連中に見せたくねぇ」
忍足「今日は素直やな、随分」
跡部「アーン?お前はいいのかよ、忍足」
忍足「まぁ、あんまりいい気はせんな」
恵利華「お待たせ」
真由美「お、お待たせ」
恵利華は赤の三角ビキニ
真由美は白のワンピースを着ている。
「「…………」」
恵利華「どうしたの?」
真由美「??」
お互いを見合わせる男2人。
跡部「じゃあな」
忍足「あぁ、また後でな」
『ガッ』
恵利華「えっ!」
真由美「ふぇっ」
跡部に肩を組まれる恵利華と、忍足に手を引かれる真由美はそれぞれ別の方向へ進んでいった。
真由美「え、ビーチボールは?」
忍足「姫さんにコテンパにやられるから今日はやめとこな」
真由美からそっとボールをとりあげた忍足。
真由美「(え、二人きりって事!?)」
忍足「嫌か?」
真由美「ええっ!?えっとえっと……っ」
忍足「じゃあ2人でビーチバレーしよか」
真由美「う、うん」
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奈央「で、ここの問題がっと」
リビングで夏休みの宿題をしている奈央。
合間にやっていたので残りは後2ページ程だった。
奈央「宿題を7月中にやるなんて、超人にでもなるつもりなんじゃろか、あの2人」
証拠隠滅したプリンを見つめて呟いた。
このプリンはホテルで数量限定で発売されてる物らしく、とても美味しいのは言うまでもない。
恵利華と真由美が出かけた際に買ってきたらしい。
奈央「(それにしても和恵の様子、変じゃったな。連絡いれてみる……)」
『ピンポーン』
奈央「(誰じゃろ?)はーい」
『俺!俺っ!』
奈央「その声……」
ボタンを押してしばらくするとタタタタタと軽快な足音が聞こえる。
芥川「やっほー!ここ凄いねー!広ーーい!」
奈央「お、おう。どうしたの急に」
芥川「和恵ちゃん宿題終わってないと思って!だから……」
奈央「だから教えてくれるつもりじゃったんじゃな。まぁ上がれや」
芥川「一緒にやろうと思って!」
奈央「可愛いから許す!」
芥川「??お邪魔しまーす。って和恵ちゃんは?」
奈央「あ、それが出て行ってウチが宿題みてやるけぇ座れ!」
芥川「そっかー。奈央ちゃん優C~!」
奈央「じゃろ?飲み物とってくる」
奈央が席を立ち、冷蔵庫まで歩いて行く。
すると……
芥川「奈央ちゃん、携帯鳴ってるー!亮からだよー!」
奈央「!」
芥川「もしもC~?亮?俺俺~!」
『はぁ!?お、俺間違ってジローにかけちまったか?』
芥川「あってるC。あ、奈央ちゃんジュースありがと~」
奈央「お、おう」
『ジュース?今一緒にいるのか?』
芥川「うん。奈央ちゃんの家に」
『何!!?』
奈央「亮なんて?」
芥川「わかんない~。電話切れちゃった」
奈央「ふ~ん?」