幸村「俺、手塚の所に行ってくるよ」



真田「それならば俺も行こう」



柳「俺は貞治の所に行くとするか」



丸井「………」



仁王「俺は不二の所へ行こうかのう」



柳生「私は観月くんの所へでも」



切原「あー！じゃじゃあ俺はおーい、日吉ー！」



桑原「お、俺は……」



和恵「………」



桑原「俺は！！」



和恵「ジャッカルって友達いないの？」



桑原「和恵～……」



丸井「おい、そんなあからさまにするなよぃ。ここに居りゃいーだろぃ」



桑原「（いや、耐えられねーってこの空気！）」



奈央「おーいジャッカルー！」



桑原「！お、おう。俺は宍戸達と……」



奈央「呼んだだけ」



盛大にズッコケた桑原をケラケラ笑う一同。



丸井「ジャッカル何やってんだよぃ……それより和恵、改めて優勝おめでとさん。もう体調は大丈夫か？」



和恵「ありがと。ブン太もお疲れ様！ちょっと怠いけど平気。あーあのさっ」



丸井「？」



和恵「うち、前にブン太が言ってた事考えててその、同じ学校だったらってやつ？」



丸井「おう」



和恵「立海ってどんなところ？知りたいなって」



丸井「ま、マジ！！？」



和恵「？？まだ行くとかは言ってないけ……」

桑原「試験大丈夫かよ？立海、偏差値結構高いぞ」



和恵は、バンっと1枚の紙切れを出した。



桑原「期末試験3位！！？ま、マジかよ！！」



和恵「期末はちょっと勉強した」



桑原「ちょっとかよ！！？」



ちなみに1位は相変わらず真由美、2位は跡部だ。



和恵「これで入れる、よね？たぶん！」



丸井「入れるも何も……」


桑原「すまん、和恵の事完全に舐めてた。スゲー奴だったんだな」



和恵「よかった！行事とかどうなってんの？面白い先生いる？」



桑原「俺は無視かよ」



丸井「マネージャーになって欲しいんだけど」



和恵「え……テニス部の……？」



丸井「おう。一緒の学校に来てくれたら最高だろぃ」



和恵「っ、（なんか、心臓痛いんだけど）」



桑原「（やっぱり俺邪魔だよな）」



仁王「ブン太、気が早すぎるのう」



丸井「うおっ！！帰ってきたのかよ！」



柳「楽しそうな話が聞こえたのでな」



和恵「聞こえた！？」



仁王「歓迎するナリ」



和恵「い、いやあの……」






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日吉「奈央さん、和恵さんの進路知ってたんですか？」



奈央「表彰式の後で聞いた。学校迷ってるって」



日吉「そ、そうですか……」



鳳「っ」



宍戸「長太郎、なんだよその顔は」



芥川「鳳、今は笑ってようよ。優勝して凄く幸せな日だしさ」



忍足「ジロー……せやな。そうしよう」



宍戸「焼肉バトルは負けちまったけどな。最高の日だぜ！」



焼肉バトルは立海が制し、今は各学校毎に集まりこれまでやってきたメンバーを讃えあっていた。



越前「ねぇ、跡部さん、恵利華さん知らない？」